ホームレスの未来意識を取り戻すプロジェクト

「ホームレスの未来意識を取り戻すプロジェクト」というのをしてみたくなった。
ほんとうは、ある団体でしようと思ったのだが、メンバー全員の賛同が得られなかった。
市民活動は多数決で強行採決というわけにはいかないので、団体としての活動にするのはあきらめた。

やってみたいことは単純だった。
ホームレスに宝くじを1枚ずつ配るのだ。
そして、もしその宝くじが100万円以上当たったら、1割を振り込んで貰う。

まぁ、宝くじはそう簡単には当たらないだろう。けれども、当選の日まで、当たるかもしれないと思うことができる。そうすれば、未来を楽しみにする気持ちを取り戻せるのではないか。
明日が楽しみになることを、ホームレスは忘れてしまっているのじゃないか。

ちょうど、1枚100円で買える東京都の宝くじが発売になった。1万円で100枚買える。
じぶんのために、1万円分の宝くじを買おうとは思わないが、このプロジェクトを一度、やってみたいという妄想に憑りつかれていて、この妄想は、繰り返しわたしの頭の中に現れては消えていた。
そして、きょう、ついに1万円分の宝くじを買った。

一応、個人事業主としてやろうと思ったので、領収書をくださいと言うと、銀行の窓口で貰ってくれと言われた。業として成り立つわけがないが。^^;;

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宝くじには1枚1枚、チラシをつけた。A4の用紙を半分に切って、A5にして、ホチキスで止めた。

20150909

宝くじを1枚プレゼントします。
もし、100万円以上のお金が当たったときは、下記に、1割を振り込んでください。
100万円未満の当選金、及び、100万円以上の当選金の9割は、ご自由にお使いください。
幸運をお祈りしています!
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振込先 xxxxxx
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Get it!
http://get-it.jp/
主催 山口あずさ

たまたま友人と駅で待ち合わせをしていたので、付き合って貰うことにして、新宿に行ってきた。
その待ち合わせの時間までに、30枚しかできあがらなかったので、30枚だけ持って行った。
17時前に新宿に着いて、新宿駅周辺を歩いてみた。
まだ日が暮れていなかったこともあって、いざ探してみるとホームレスはなかなか見つからなかった。
それでも、約3時間ほどで、26枚、配った。
元気そうなホームレスの方は素直に喜んでくださった。
当たったら家買おう!と言ったり、若いホームレスはやつれた顔をして、ありがとうと言った。
身体を丸めて寝ていたホームレスは無言だった。ただ、何ごとが起こったのかと、チラシには目を通してくれた。
わたしは炊き出しなどのボランティアをしたことがない。
ホームレスの傍に寄ったことがなかったので、臭いも知らなかった。
お嬢さん(おばさんだけど)の気まぐれと言われればその通りだ。
偽善と言われれば、確かに偽善だろう。
持参した30枚は配り終えることができなかった。
強い疲労感に襲われて帰ってきた。
あと、74枚ある。。。。
夜遅くなると、アルタのところなどは驚くほどたくさんのホームレスがいる。
きょうは時間が早かったからいなかったけれども。
もっとも、昼間から横になっているホームレスの方が重傷だろう。
この宝くじ、10枚に1枚は、確実に100円が当たるだろうけれども、それ以上の当選がでるかどうか。。。。
わたし自身はたいしたくじ運を持っていない。
神様が気まぐれを起こせば、1等賞金、2500万円が一人のホームレスに当たるかもしれない。
もし、2500万円が当たったら、ホームレスににこにこ近づいてくる人がいるだろう。
お金が当たって幸せになれるかどうかわからないけれども、お金が当たると想像すれば、抽選日(9月29日)まで、ちょっぴり楽しむことができるだろう。100人に渡せれば100人の人が、ちょっとだけ楽しい気持ちになれる。

ホームレスに宝くじをプレゼントするのが流行るといいな。

ホームレスの未来意識を取り戻すプロジェクト」への2件のフィードバック

  1. 上から目線と呼ばれるのですね。
    なるほど。
    わたしはたとえ偽善者であってもいないよりましだという考えです。
    偽善的な行動であったとしても、何もしないよりはましでしょう。

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