2021年10月31日衆議院議員選挙雑感(比例)

東京19区の比例についてもグラフを作ってみました。
2017年の選挙では,東京19区の比例票は立憲が自民を上回っています。
政党の栄枯盛衰も興味深いものがあります。

野党共闘については,まだまだブラッシュアップしていく必要があると思っていますが,これをやめたらより悲惨なことになるのは間違いないです。
選挙の構造が要求しているので,候補者統一に軋轢がうまれても,野党共闘は避けようがないというのが実際と思います。恨み節は聞こえてきますが,時代の要請に応える必要があるのです。

話題になった東京8区は,小選挙区で勝ててよかったですが,あの騒動は立憲の比例票を減らしたのではないかとわたしは考えています。

れいわ新選組がもう一つの政党要件(5名の国会議員)を満たせたことはとてもよかったと思います。
また,甘利氏を落とした神奈川県大和市の市民活動は学ぶべきものがあると思います。候補者の努力もたいへんなものだったと思いますが,市民が野党のチラシをすべて撒くような活動をしたと聞きました。
比例票もごそっと,野党で獲得するくらいの貪欲さが必要なのだと思います。「野党は共闘,市民も共闘」とシュプレヒコールでは大きな声をあげていましたが,まだまだ市民はやることがあるように感じています。
一人ひとりの市民が,他の人に影響を与えることができる。個々人のささやかな善意をどう発揮すればいいのか,どう引き出せばいいのか,まだまだ道半ばだと思います。

2021年10月31日衆議院議員選挙雑感

久しぶりにブログを更新します。
何もしていなかったわけではないのですが,こちらに書くことからは遠ざかっていました。

エクセルをちょっといたずらして,地元,東京19区の選挙結果の過去5年分のデータをグラフにしてみました。

今回,立憲民主党,末松義規氏は,国分寺では932票差で勝利したものの,小平市では755票差で敗北,わたしの住んでいる西東京市で1959票差で勝って,合計では,2136票差での勝利となりました。

選挙前の週刊文春によれば,末松氏はC+で,松本氏C-の評価。抜きつ抜かれつで,一歩抜け出したというのが選挙戦終盤の報道でしたので,まぁ,勝っただろうと,少し油断する気持ちもありましたが,末松さんのスピーチを聞くと,油断大敵とのことで,できるお手伝いはせねばと思っていました。

そして,蓋を開けてびっくりの結果です。ここまで僅差とは!
25ある東京の小選挙区の中で,結果が判明したのは最後になりました。

ポスティング可能な立憲の政策集をボランティアで手分けして,8000冊近く,西東京市内に配布できたと思うのですが,一票一票の積み上げということを考えたら,ささやかなボランティアでも,もししなかったら,小選挙区で負けていたかもしれません。

自民党の松本氏は,東京19区での野党共闘が成立したことを受けて,駅頭のスピーチでも,「自公を合わせただけの票では足りません!皆さんの一票が必要です!」と訴えていました。わたしの一票は行くはずもないのですが,一票一票の取り合いが目的だたとはいえ,自民党を内側から変えると言いながら,安倍元首相をはじめとして,菅前首相,岸田首相,小泉進次郎氏など,豪華自民党陣が応援に来たそうです。

ところで,今回の野党統一,わたしはずっと連合には一言二言三言,言いたい気持ちがありましたが,だれも,「連合」という人を紹介してくれないので,何も言わないままに,選挙を迎えることになりました。

この根強い,共産アレルギーはいったい何なのか。
何年か前に,読んでみたくなって,「資本論」の読書会をしました。友だち同士のゆるい読書会でしたので,岩波新書,全9巻を読み終えたとは言え,軽くなぜた程度でした。それでも,気づかされたことは多々あり,その一番大きなものは,資本論の発想はすでにこの日本で実現されているということです。

だれもそれを共産主義的思想だとは思わないと思うのですが,たとえば一日8時間労働が基本であるというようなことは,資本論に出てくるわけです。で,それを新自由主義は後退させようとしているように思います。

とにかく,共産アレルギーとアンチ共産アレルギーは,今回の野党共闘をとても風通しの悪いものにしました。わたしにはこの2つは同じものに見えるのです。

大人のいじめみたいな発想から,卒業できないものでしょうか。

菅元首相「原発再稼働について」

昨日、小金井市商工会館で、菅直人元首相の主催する講演会が開催された。
先日は、地元の元衆議院議員の末松義規さんの主催する講演会が開催されたので、民主党の衆議院議員のみなさんは、解散総選挙を意識しているのかもしれない。(当然、いつでもOKの体制にしておく必要がある。)

わたしは菅さんや鳩山さんや、また、小沢さんに対して「きらい」という世論が出てきたことに気味の悪さを感じている。麻生さんや、安倍さんにたいして「アホ」というのは、事実の認定だけれども、民主党の総理大臣に対して、あるいは、野党最大の実力者に対して、「きらい」という操作は、誰かがしたとしか思えない。この3人をアホという人はいない。アホではないからだ。で、わたしは、菅さんも鳩山さんも小沢さんも、嫌いではない。嫌う理由がわたしとしては見当たらない。わたしは、基本的に、テレビをあまり見ない人間だったので、汚染されていないのかもんしれない。このところ、以前にくらべるとテレビを見ているが。。。

さて、菅元首相である。わたしは3.11のときの総理大臣としての菅さんに対して、世間は不当な評価をしていると考えている。
日本的なリーダーは、現場で一緒に!が基本のはずだ。それを、現場に行って邪魔をしたという言説はおかしい。行かなければ、無責任だぁあああと、もっと簡単な批判が成り立つだろうが、菅さんは現場に赴いた勇気ある総理だったので、それは成り立たず、来たのが邪魔だったという話になっている。行かなかった場合に、誰かが褒めたなどということはあり得ない。
評価そのものが、政争の道具なので、時間が経たないといろんなことが見えてこないが、わたしは3.11の時の菅さんの行動は、ヒーローの名に値すると考えている。
一歩間違えれば、西東京市向台町も住めなくなっていた。これは、おとぎ話ではない。

3.11のあと、浜岡原発の停止と刺し違えるようにして総理大臣を辞任した菅さんは、世界各地の反原発運動の市民グループから招待を受けるようになったそうで、そのうち、3つの原発が止まったそうである。
1つめは米カリフォルニア州の、サンオノフレ原発。(廃炉決定。約1兆円の損害賠償請求が三菱重工業に対してなされている)
2つめは韓国釜山の古里原発。(1号機を10年延長しようとしたが廃炉決定)
3つめは台湾の第四原発。(1号機は稼働せず。2号機は建設工事中断。)

菅さんの復権を願っています!

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白井聡さん講演

公共哲学を学ぶ会連続講演会~日本の進路を考える~第5回
◇ 白井聡さん(政治学者)をお招きして
「戦後の終わり」~「永続敗戦論」から見る安倍政権と現代日本~

に、参加しました。
面白かったです。
鳩山さんが「県外移設」と言ったことにより、見えない敵が現れたという話から、天皇の代わりに日本の空気をアメリカがつくっている、つまり、アメリカのご機嫌をうかがわなければならない仕組みに骨の髄までなっていることがよくわかりました。
日本の権力構造は、アメリカに尻尾をふることによって成り立っている。
すとんすとんと、納得できるお話しでした。
民主党政権になって、アメリカ支配が和らぐかに思えた瞬間があったのですが、結局、民主党の中に、隠れ自民が潜んでいて、傀儡Aが傀儡Bになっただけという様相を呈し、結局、傀儡Aに戻ってしまった。。。

さて、安保戦争法案。。。安倍晋三氏は健康問題も抱え、法案成立を持って、総理を辞任する可能性があるという。で、野田聖子総理が実現する可能性がある。
となると、安保法案で自民党に愛想を尽かしたものの、野田聖子ならばいいかと結局自民党が選挙に勝つ事になりはしないか。。。。

もし、この秋に衆院が解散になったら。。。。

けっきょく、野党は受け皿をつくれないままに自民を勝たせることになる。
ぐずぐずしている場合じゃないですね。

私案としての選挙協力

毎日新聞が、共産党の志位委員長が来年の参院選で選挙協力を行わないと言ったというニュースを流した。
これに対し、共産党にがっかりしたという意見と、そもそもこの記事がおかしいという意見があって、気になったので、もともとの志位委員長の記者会見を聞いてみた(下記にリンクあり)。
共産党にとって、「集団的自衛権」が沖縄の基地問題に匹敵する国民的に共有されるテーマと考えられないのか、ここからが交渉なのではないだろうか。
結論が出たわけではないと思う。まだ一年あるのだ。

ところで、わたしの今、考えていることを言うと、わたしは衆院選、参院選の統一ということの手前に、できることがあると思っていて、それは、たとえば、私が住んでいる西東京を含む東京19区(衆院選での選挙区)内での調整だ。
たとえば、〇〇市長はこの人、△△市長はこの人、〇×都議はこの人。△□都議はこの人、一人で大量の得票を得ている市議を卒業させて、たとえば都議になっていただいて、その分、〇△党の市議を二人増やす。そして、衆議院は、「この人」に絞り込むのだ。
この活動を、顔の見える人間同士が行って、それがあちこちで実現すれば、衆院選の調整も参院選の調整も見えてくる。
これをしないで、参院、衆院は無理だし、じぶんが当事者となりかねないこの調整にしり込みするのであれば、あなたは本気ではないのだ。
近いうちに、自分の選挙区調整のための分析をする。東京19区は、西東京市、小平市、国分寺市、国立市。
この作業の積み重ねをもってしか、なにも進まないと思う。

参考======================

毎日新聞 7/30記事
共産党:参院選野党協力、沖縄以外は行わずhttp://mainichi.jp/select/news/20150731k0000m010031000c.html

楽なログ
毎日新聞が共産党志位委員長の発言を歪曲した訳
http://ruhiginoue.exblog.jp/24322956/

志位委員長定例会見(7月30日)

以下、抜書き。。。

時事通信からの質問(要旨)
「来年の参議院選挙の対応について、
選挙区における選挙協力という話がでている。
選挙協力をするという可能性は、またしていくような余地は?」

志位さんの返答(要旨)
「国政選挙における選挙協力というのは、国政の基本問題での一致がないと、有権者のみなさんに対する責任ある対応とは言えない。
仮に一致があった場合は、ギブアンドテイクは当然の原則となる。
これまでの問題で言えば、沖縄においては、新基地建設反対という非常に大きな県民的大義がある。沖縄においては協力が可能であり、沖縄に限っていえばそのよういう条件は引き続き存在している
全国的にそういう条件があるというかというと、TPPでも、立場は違ってくる。
沖縄での辺野古の新基地での問題でも立場は大きく違います。
原発の再稼働、立場は違ってくる。
消費税に対する立場も根本的に違います。
そういう条件が全国的に今存在するとは考えていません。
わたしたちとしては日本共産党が、さらに躍進をし、
850万、15%以上の得票を得て、比例でも、選挙区でも、躍進を勝ち取っていくことが大事だと考えています。」

期日前投票をしてきました!

昨日、期日前投票をしてきました。思いのほか混んでいました。

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わたしの小選挙区の投票先は、すでに公表していますが、末松義規さんに、清き一票をいれさせていただきました!(オレンジ色のマジックで書いてきました。^^v ← 不正選挙防止のため。)

比例区は、大人の事情で、ナイショです。わたしなりの戦略的投票をしてきました。
こちらは、投票の秘密重視でえんぴつで投票しましたので、オレンジ色のマジックを探しても見つかりません。^^;

あと、最高裁判所裁判官国民審査については、一票の格差を重視して、先の参院選、選挙区選出議員について、「違憲でない」として二人の裁判官に×を付けました。(予めこのお二人を選んでいたのですが、名前をメモルのを忘れたため、投票所で選挙広報を見せて貰いました。投票所に入る手前で頼めば見せてくれます。)

× 池上雅幸
× 山﨑敏充

なお、期日前投票は手ぶらでできます。下記の用紙に書き込めば、身分証明書等の提示も求められません。

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投票済証ももらいました。みなさんもぜひ、投票済証をもらいましょう!

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山口あずさは、東京第19区 末松義規さんを支持します

衆院選が始まりました。わたくし山口あずさは、
生活の党、渡辺浩一郎さんの出馬断念について、敬意を表するとともに、
民主党、末松義規さんの支持を表明します。
西東京市において、山口あずさを応援していただいているみなさん、また、小平市、国分寺市、国立市の友人のみなさん、12月14日の投票日には、末松義規さんでお願いします!
脱原発を前に進め、自民党の暴走を食い止めましょう。
アベノミクスはまやかしです。
集団的自衛権、特定秘密保護法、TPP、数々の亡国政策に信任を与えるわけにはいきません。
安倍晋三首相の外遊中に衆院解散が決まったことから、安倍晋三首相が誰かの傀儡のような気がしてならないのですが、とにかく、何か裏のありそうな解散総選挙です。
この選挙、自民党の思惑通りにならないようにしましょう!

なお、わたしが運営委員をしている緑茶会も、「2014衆院選:脱原発ヒーロー&ヒロイン22」を公表し、末松義規さんの応援を表明しています!

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脱原発政治連盟 緑茶会「2014衆院選 落とそう!原発大好きイレブン」

わたしは「脱原発政治連盟 緑茶会」の運営委員です。もっとも今は西東京市議選の準備もあり、今回の衆院選に関する緑茶会の発信については、ほとんどお手伝いできていない状況ではありますが、緑茶会から注目すべきメッセージが発信されていますので、ご紹介します。

「落とそう!原発大好きイレブン」チラシPDF
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11月26日に「緑茶会連続セミナー」の最終回が開催され、その席で、緑茶会竹村さんが注目すべき見解を発表されました。
「各選挙区の数字を丹念に調べたところ、 野党が結束すれば110の選挙区で必勝。55の選挙区で拮抗する。」
つまり、今度の選挙も勝てない選挙じゃないことが明らかなのです。
ぜひ、落とすべき人を落とす選挙にしましょう!

参考サイト)

2014衆院選:「落とそう!原発大好きイレブン」
http://ryokuchakai.com/2014/11/18/11/

2014衆院選:脱原発ヒーロー&ヒロイン22
http://ryokuchakai.com/2014/11/25/suisen-2/

 

投票率

わたしは、投票率が低いということが、どうしても、納得できません。Twitterでも書きましたが、わたしの住む西東京市の投票所には行列ができていました。

12月16日 午後3時15分頃(投票前)
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午後3時45分頃(投票後 ※投票するのに30分かかりました。行列は少し伸びていました。)

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朝日新聞の記者が出口調査をしていたので、投票率が低いというマスコミの報道はおかしくないですか?と尋ねたところ、「集計が間にあってないんじゃないでしょうか。どこの小学校でも行列だそうですよ」と、嬉しそうに教えてくださいました。このとき、朝日の記者もわたしも、特別な瞬間に立ち会っていると思っていたのです。

下記は、都知事選投票率の今回と前回の比較です。西東京市のサイトから数値をとりました。
※印刷用pdf

西東京市のサイト(都知事選)
http://www.city.nishitokyo.lg.jp/senkyo/topics/toukaihyou.html

touhyou_tochiji

西東京市のサイト(衆院選)
http://www.city.nishitokyo.lg.jp/senkyo/topics/h24_12_16_syu.html

touhyou_shuuin西東京市の選管に電話をかけて聞いたところ、20時に投票所に入っていた人の投票も受け付けたので、最後の数値が上がっているのではないかとのことでした。
わたしは、宇都宮けんじ選対事務所に開票前に行きましたので、6時半頃、田無市役所の前を通りかかりました。ついでと思って、投票所の中に入って様子を見たところ、この時間帯はがらがらでした。係の方に尋ねると、昼間は混んでいましたとのことでした。
このあと、行列ができたということなのでしょうか。もっとも、投票所は複数ありますし、前回も直前に数値が跳ね上がっているので、直前に数値が跳ね上がることはいつものことなのかもしれませんが。
ちなみに、大阪の友人に投票所の様子を尋ねたところ、ガラガラだったとのことですので、東京だけの現象なのかもしれません。投票が4種類あった(他府県より、都知事選の分、多かった)という事実はありますが、西東京市だけではなく、今までに見たことのないような行列が、都内あちこちにできたのです。

みなさんは、どう思われますか?

期日前投票 衆院選のみバージョン

印刷用:PDF
※都知事選の情報の入った東京バージョンは11/28付けのブログをご覧ください。なお、投票用紙がない場合の身分証明書の提示は自治体によって異なるようです。ちなみに、わたしは投票用紙が届く前に、西東京市役所で期日前投票をしてきましたが、身分証明書の提示は求められませんでした。

セブンイレブンネットプリント:7JRTGY69