原告意見陳述という名の告白

裁判の原告にならなければ、こんなことは言わずにいたかもしれないと、わたし自身が思ったのですが、今日は、大分から送られてきた書面に涙しました。
戦時中、外地で病を得て36歳で亡くなった父親と、そのために心を病むことになった母親のお話しです。
外から鍵を掛けられた部屋にいる若い女性を母と知らされ、その女性が母親であると悟るのは、自分が呼びかけると、その女性の発作が治まるからだとありました。

「安保法制は、戦争への道を拓くという意味において、私の父の無念の思いを踏みにじるものであり、私の母の悲痛なとしか言いようがない苦難の人生を蔑ろにするものだということです。」

裁判官に、この心の叫び声が聞こえることを祈っています。

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