私案としての選挙協力

毎日新聞が、共産党の志位委員長が来年の参院選で選挙協力を行わないと言ったというニュースを流した。
これに対し、共産党にがっかりしたという意見と、そもそもこの記事がおかしいという意見があって、気になったので、もともとの志位委員長の記者会見を聞いてみた(下記にリンクあり)。
共産党にとって、「集団的自衛権」が沖縄の基地問題に匹敵する国民的に共有されるテーマと考えられないのか、ここからが交渉なのではないだろうか。
結論が出たわけではないと思う。まだ一年あるのだ。

ところで、わたしの今、考えていることを言うと、わたしは衆院選、参院選の統一ということの手前に、できることがあると思っていて、それは、たとえば、私が住んでいる西東京を含む東京19区(衆院選での選挙区)内での調整だ。
たとえば、〇〇市長はこの人、△△市長はこの人、〇×都議はこの人。△□都議はこの人、一人で大量の得票を得ている市議を卒業させて、たとえば都議になっていただいて、その分、〇△党の市議を二人増やす。そして、衆議院は、「この人」に絞り込むのだ。
この活動を、顔の見える人間同士が行って、それがあちこちで実現すれば、衆院選の調整も参院選の調整も見えてくる。
これをしないで、参院、衆院は無理だし、じぶんが当事者となりかねないこの調整にしり込みするのであれば、あなたは本気ではないのだ。
近いうちに、自分の選挙区調整のための分析をする。東京19区は、西東京市、小平市、国分寺市、国立市。
この作業の積み重ねをもってしか、なにも進まないと思う。

参考======================

毎日新聞 7/30記事
共産党:参院選野党協力、沖縄以外は行わずhttp://mainichi.jp/select/news/20150731k0000m010031000c.html

楽なログ
毎日新聞が共産党志位委員長の発言を歪曲した訳
http://ruhiginoue.exblog.jp/24322956/

志位委員長定例会見(7月30日)

以下、抜書き。。。

時事通信からの質問(要旨)
「来年の参議院選挙の対応について、
選挙区における選挙協力という話がでている。
選挙協力をするという可能性は、またしていくような余地は?」

志位さんの返答(要旨)
「国政選挙における選挙協力というのは、国政の基本問題での一致がないと、有権者のみなさんに対する責任ある対応とは言えない。
仮に一致があった場合は、ギブアンドテイクは当然の原則となる。
これまでの問題で言えば、沖縄においては、新基地建設反対という非常に大きな県民的大義がある。沖縄においては協力が可能であり、沖縄に限っていえばそのよういう条件は引き続き存在している
全国的にそういう条件があるというかというと、TPPでも、立場は違ってくる。
沖縄での辺野古の新基地での問題でも立場は大きく違います。
原発の再稼働、立場は違ってくる。
消費税に対する立場も根本的に違います。
そういう条件が全国的に今存在するとは考えていません。
わたしたちとしては日本共産党が、さらに躍進をし、
850万、15%以上の得票を得て、比例でも、選挙区でも、躍進を勝ち取っていくことが大事だと考えています。」

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