白井聡さん講演

公共哲学を学ぶ会連続講演会~日本の進路を考える~第5回
◇ 白井聡さん(政治学者)をお招きして
「戦後の終わり」~「永続敗戦論」から見る安倍政権と現代日本~

に、参加しました。
面白かったです。
鳩山さんが「県外移設」と言ったことにより、見えない敵が現れたという話から、天皇の代わりに日本の空気をアメリカがつくっている、つまり、アメリカのご機嫌をうかがわなければならない仕組みに骨の髄までなっていることがよくわかりました。
日本の権力構造は、アメリカに尻尾をふることによって成り立っている。
すとんすとんと、納得できるお話しでした。
民主党政権になって、アメリカ支配が和らぐかに思えた瞬間があったのですが、結局、民主党の中に、隠れ自民が潜んでいて、傀儡Aが傀儡Bになっただけという様相を呈し、結局、傀儡Aに戻ってしまった。。。

さて、安保戦争法案。。。安倍晋三氏は健康問題も抱え、法案成立を持って、総理を辞任する可能性があるという。で、野田聖子総理が実現する可能性がある。
となると、安保法案で自民党に愛想を尽かしたものの、野田聖子ならばいいかと結局自民党が選挙に勝つ事になりはしないか。。。。

もし、この秋に衆院が解散になったら。。。。

けっきょく、野党は受け皿をつくれないままに自民を勝たせることになる。
ぐずぐずしている場合じゃないですね。

私案としての選挙協力

毎日新聞が、共産党の志位委員長が来年の参院選で選挙協力を行わないと言ったというニュースを流した。
これに対し、共産党にがっかりしたという意見と、そもそもこの記事がおかしいという意見があって、気になったので、もともとの志位委員長の記者会見を聞いてみた(下記にリンクあり)。
共産党にとって、「集団的自衛権」が沖縄の基地問題に匹敵する国民的に共有されるテーマと考えられないのか、ここからが交渉なのではないだろうか。
結論が出たわけではないと思う。まだ一年あるのだ。

ところで、わたしの今、考えていることを言うと、わたしは衆院選、参院選の統一ということの手前に、できることがあると思っていて、それは、たとえば、私が住んでいる西東京を含む東京19区(衆院選での選挙区)内での調整だ。
たとえば、〇〇市長はこの人、△△市長はこの人、〇×都議はこの人。△□都議はこの人、一人で大量の得票を得ている市議を卒業させて、たとえば都議になっていただいて、その分、〇△党の市議を二人増やす。そして、衆議院は、「この人」に絞り込むのだ。
この活動を、顔の見える人間同士が行って、それがあちこちで実現すれば、衆院選の調整も参院選の調整も見えてくる。
これをしないで、参院、衆院は無理だし、じぶんが当事者となりかねないこの調整にしり込みするのであれば、あなたは本気ではないのだ。
近いうちに、自分の選挙区調整のための分析をする。東京19区は、西東京市、小平市、国分寺市、国立市。
この作業の積み重ねをもってしか、なにも進まないと思う。

参考======================

毎日新聞 7/30記事
共産党:参院選野党協力、沖縄以外は行わずhttp://mainichi.jp/select/news/20150731k0000m010031000c.html

楽なログ
毎日新聞が共産党志位委員長の発言を歪曲した訳
http://ruhiginoue.exblog.jp/24322956/

志位委員長定例会見(7月30日)

以下、抜書き。。。

時事通信からの質問(要旨)
「来年の参議院選挙の対応について、
選挙区における選挙協力という話がでている。
選挙協力をするという可能性は、またしていくような余地は?」

志位さんの返答(要旨)
「国政選挙における選挙協力というのは、国政の基本問題での一致がないと、有権者のみなさんに対する責任ある対応とは言えない。
仮に一致があった場合は、ギブアンドテイクは当然の原則となる。
これまでの問題で言えば、沖縄においては、新基地建設反対という非常に大きな県民的大義がある。沖縄においては協力が可能であり、沖縄に限っていえばそのよういう条件は引き続き存在している
全国的にそういう条件があるというかというと、TPPでも、立場は違ってくる。
沖縄での辺野古の新基地での問題でも立場は大きく違います。
原発の再稼働、立場は違ってくる。
消費税に対する立場も根本的に違います。
そういう条件が全国的に今存在するとは考えていません。
わたしたちとしては日本共産党が、さらに躍進をし、
850万、15%以上の得票を得て、比例でも、選挙区でも、躍進を勝ち取っていくことが大事だと考えています。」

参院選東京選挙区投票用紙不開示決定に対する異議申し立て

犬丸勝子さんの開票立会人の方からの同意が得られましたので、下記の内容で、西東京市長 丸山浩一氏に対して、異議申し立てをします。

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異議申立ての理由

開示しない理由として、西東京市情報公開条例(以下、条例)第7条第1号、同条第2号、及び第4号に該当するとされていたが、下記の理由により、不開示理由として不当であることから、処分は取り消されるべきものと考える。

(1) 条例第7条第1号について

理由として、公職選挙法(以下、法)第71条及び公職選挙法施行令(以下、施行令)第76条を掲げているが、法第71条については、「市町村の選挙管理委員会において、当該選挙にかかる議員又は長の任期間、保存しなければならない」ことが規定されているのであって、開示していけない理由にはならない。また、施行令第76条については、開票管理者に対し、選挙管理委員会に送付する場合についての規定であり、情報を開示するかしないかについては関係がない。従って、条例第7条1号にかかる、「開示できない情報」であることの根拠と言うことはできず、裁判等で職権による請求があったとき以外は開示しないという運用が行われているとすれば、不当である。

(2) 条例第7条第2号について

 理由として、個人にかかる情報であることが掲げられている。投票用紙は無記名であり、単に投票用紙自体を閲覧しただけでは個人情報の特定は不可能である。もっとも、本件公文書開示請求(以下、本請求)が、犬丸勝子氏の立会人が故意に特徴のある投票を行っており、その投票用紙が犬丸勝子氏の投票の束の中から発見できなかったため、これを発見することを主目的としていることから、犬丸勝子氏の開票立会人の個人の投票について明らかにしようとする行為であり、法52条に規定される投票の秘密保持が脅かされることについて、この点について理由があるとも考えられる。そこで、本件、異議申し立てに際し、犬丸勝子氏の立会人と同意を得て、同立会人との連名とした。個人情報保護の観点からも、該当する本人の情報の開示に関しては、当然の権利として開示がなされるべきである。もっとも、開票立会の時点で、同立会人が投票の秘密を維持したいという意思を有していなかったことは明らかであり、不開示決定の理由とすることは不当であったと考える。

(3) 条例第7条第4号について

国政選挙の投票用紙は、国民の候補者に対する投票意思の表明であって、「市の機関並びに国及び他の地方公共団体の内部又は相互間における審議、検討又は協議に関する情報(同条同号前段)」には当たらない。従って、不開示理由としては成り立たない。

(4) その他

 開票の立ち会いに際し、開票所の入り口では、使用されなかった投票用紙の枚数が確認されており、投票に不正がないような配慮がなされていると感じたが、実際の立ち会いでは、現職の市議が、選挙区、比例区合わせて16名の立会人のうち7名が参加しており、犬丸勝子氏の立会人が、票を詳細に確認しようとしたところ、口汚い野次を飛ばすなど、公正な立会人としてふさわしい態度とは思えなかった。また、事前説明の際に、開票所での写真撮影の許可を求めたが、選管からは、任意のお願いではなく、禁止であるとの通告を受けた。選管のこのような対応は権利濫用の疑いがあると思われる。また、事前の説明会でも、写真撮影の申し入れに対し、口汚い野次を飛ばしたのは、現職市議の方であり、一市民としてがっかりした。
 開票立会人の役割としては、選挙区については、10名の立会人が、500ずつまとめられた投票用紙の束の上にそれぞれ印を押すというものであり、形骸化していると感じた。流れ作業で10個の押印がなされることをもって、10名が開票の正当性を確認したということには無理がある。本来であれば、犬丸勝子氏の開票立会人が、自分の投票用紙がないと指摘した際に、すべての投票用紙を見直すべきであったと考える。しかしながら、選管の「早くして欲しい」、「まとめられた投票用紙をばらばらにしないで欲しい」などの要請と、それを援護射撃するような現職市議等の野次があり、全体の雰囲気として早く終わらせたいという空気が蔓延していた。わたし自身も、押印を拒否するなどの毅然とした対応がとれなかったことを反省している。
 選挙における投票は、国民一人一人にとって大切な権利であり、投票が公正に行われることは民主主義の根幹をなす。憲法前文にもあるとおり、「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動」するのであるから、この選挙の正当性が疑われるようなことはあってはならないのである。疑われるようなことがないために、市民が投票用紙の確認をしたいと要請した場合には、その要請は認められるべきである。選挙制度は不正の入り込む余地がないように構築されねばならないが、不正の入り込む余地をなくすために、疑いの目を市民が持ち続けることは重要である。
 不開示決定の取り消しにつき、市長のご英断をお願いしたい。

公文書不開示決定通知書

8月5日に電話で不開示決定の通知を受け、その2日後に下記の用紙が郵送されてきました。

下記の用紙に加えて、6か月以内に西東京市を被告として処分取り消しの訴えを提起することができるという文書が付いていました。訴えの提起とも思ったのですが、やはり、順を追って、市長宛に異議申し立てをしてからにしようと思います。投票の秘密云々ということでしたので、犬丸勝子さんの開票立会人の方と連名で、異議申し立てをします。自分自身の情報であれば、投票の秘密を守るという話にはならないはずなので。公文書不開示決定通知書20130805_ページ_1

【参院選】開票立会報告(長文)

報告が遅くなりました。(ツイッターとFacebookではあれこれ書いたのですが、まとめを書きます。)

「携帯は電源を切ってください」というお達しが説明会でもあったのですが、先に掲載した根拠条文に照らせば、「秩序をみだす」行為に対し、開票管理者は取締ることができるということですから、携帯電話はマナーモードにし、スマートフォンは消音にするということで、開票に立ち会ってきました。
(途中で、ツィートもしました。ツィートして開票会場の秩序が乱れるとも思われませんでしたので、大人の判断で行いました。もし、ルール違反だというのであれば、そのような意見に対しては「権利濫用あるいは職権濫用である」とお答えしたいと思います。)

開票立会人は、出入り口左手の壁に沿って並べられた机に、開票作業が見える位置で横一列に座ります。赤く印をつけたところが8番、わたしの席でした。

20130721

まず、投票箱の鍵(錠前)を開がきちんとかかっていることを確認し、鍵を刺して、投票箱の中の投票用紙を大きなテーブルの上に出すところを確認しました。

その後、すべての投票箱が空になったことを確認するのですが、儀式化していて、一旦席に戻って、そこを箱を持った人たちが、開票立会人に空であることが見える形で、通り過ぎてゆくというのを行いました。(※それほど意味のある確認かどうかは疑問)

わたしは、ネット上などで話題になっている「同じ筆跡」とういのがあるかと、テーブルの上のしばらく眺めていたので、席に戻るのが遅くなりました。
もし、同じ字体と思われるものがあったら、写真に収めたいと考えていたわけですが、写真撮影は禁止とのことだったので、それを見つけたところで、何かしようがあったかどうかはわかりません。
もっとも、わたしのみたところでは、あからさまに同じ筆跡というのは見つけられませんでした。

開票立会人には、現職市議が複数名参加していて、彼らは、場内を熱心に見回るということは全くせず、ずっと座っていたように思います。
いずれにせよ、犬丸勝子さんという不正選挙を訴えている候補者の立会人と、わたし以外は、現職市議をはじめとして、不正を疑うという視点を、ほとんど持っていなかったように思いました。

犬丸勝子さんの立会人は、ボールペンで書くということを呼びかけていたのに、ボールペンで書かれた投票用紙を見ないと言っていました。
わたしはその呼びかけ自体に気付いていなかったため、投票所に用意された鉛筆で投票してしまいましたので、その話を聞いた時には、ボールペンで書けばよかったと思っていました。

投票用紙は、テーブルの上に出されたものを、上下裏表をそろえて、例のムサシによる分類にかけます。

この機械に、鉛筆書きを消して、他の候補の名前をプリントするという都市伝説めいた疑いもあったようなのですが、さすがにそのような機能は付いていなかったと思われます。

[参考]自書式投票用紙読取分類機
http://www.musashinet.co.jp/department/election/election_01.html#a1

候補者ごとに分類された票が機械の中にある程度たまると、開票作業をしている方たちが、候補者ごとにプラスチックの箱に入れていきます。このプラスチックの箱にたまった票を、さらに人間がチェックするのですが、このチェックは2人が行います。一人目が横に輪ゴムをかければ、二人目が縦に輪ゴムをかけるということで、輪ゴムが十字にかけられて、チェックが終了します。

次は、票を数える機械にかけて、100枚ずつを一束にし、オレンジ色の計数箋を乗せ、5つたまったところで、クリーム色の計数箋を乗せて500枚を一束にして、十字に輪ゴムをかけ、開票立会人の元に回します。
この計数箋には印を押すところがあり、ここに開票立会人がそれぞれ押印します。

立会人は、体育館の壁に沿って設けられた席に座って、そこにハンコを押すのですが、500枚の束の中身を確認するということはほとんどしませんので、100枚ずつ5つあることの確認という不正発見のためには、毒にも薬にもならないルーチン作業をすることになります。
また、次の人に渡さなければならないので、スムーズな確認作業に、つい、協力してしまいます。
不正はないという前提で行われている立会いなのだということを強く感じました。

得票数の少ない犬丸勝子さんの束(得票数221票)は、最後の方で回ってきました。この投票用紙を、犬丸勝子さんの開票立会人は、輪ゴムを外して、すべてチェックしていました。そして、自分の票がないと言い始めました。

わたしの横に座っていた森信一氏(西東京市市議)が、「立会いの主旨と違うだろう!」と声を上げ、その隣に座っていた方が、「もういいから、その束ごと持って帰ってもらってください!」とめちゃくちゃなことを言いました。
わたしは黙ってしましたが、犬丸勝子さんの立会人の行為は、立会いの主旨に合っていると思っていました。犬丸勝子さん自身が、そのために立候補されたのではないかとも思います。
東京選挙区の開票立会人は10名いましたが、まともな仕事をしていたのは、犬丸勝子さんの立会人だけで、後の人は、早く終わらないかなぁ~と、座っていただけのように思います。
正直わたしも、午前2時を回っていて、翌日の出社の心配をし始めていました。(申し訳ない。)

選管の担当者が、「ゴムを外されると困るんです。ご自分の票を見つける場ではないので」というようなことを言って、当惑していました。

犬丸勝子さんの立会人は再度、犬丸勝子さんの投票用紙を確認して、「わたしがボールペンで書いた票がありません」と言いました。
彼は、「裁判を起こします」と言って、しぶしぶハンコを押しました。
彼が承認したこの犬丸勝子の束以外の束のなかに彼の投票用紙がまぎれているはずです。
一枚だけ、ひょろっと紛れ込んでいるのでしょうか?
あるいは紛失してしまったのでしょうか?
全体の票を確認しなおしたほうがいいように思います。
下記の制度を利用してみようと思います。

西東京市の制度(公文書開示請求書)
http://www.city.nishitokyo.lg.jp/kurasi/sinseisyo/itiran/zyoho/kaizi.html

ところで、この開票立会人は、謝礼が出ます。
謝礼が出ることは知っていたのですが、0時を超えたということで、2日分お支払いしますとのことで、日当、14500円×2、合計、2万9千円。税金444円×2を差し引いた28112円が支払われました。
他の地域に比べ、かなり高額なようです。
ちなみに、開票立会人は、選挙区の立会人が10名参加し、比例区の立会人が6名参加しました。
選挙区の方は10名の上限を超えて、立会人の選出に、くじ引きが行われたとのことです。
(11名の応募があり、現職市議ではない方がくじに外れたとのことです。)

現職市議の開票立会人は、下記のとおりです。
横の数字は座っていた場所です。
下記のリスト以外の方は、一般の方ですので、掲載を控えさせていただきました。
ちなみに、説明会のときに、写真撮影を強く拒否しておられたのは、小林たつや市議です。
次の選挙の折にはぜひ、参考にしたいです。

選挙区立会人(※現職市議)

1 小幡 勝己(おばた かつみ)議員(公明党)
http://www.city.nishitokyo.lg.jp/sigikai/giin_meibo/meibo/obata_katsumi.html

2 森田 いさお(もりた いさお)議員(みんなの党)
http://www.city.nishitokyo.lg.jp/sigikai/giin_meibo/meibo/morita_isao.html

4 大友 かく子(おおとも かくこ)議員(生活者ネットワーク)
http://www.city.nishitokyo.lg.jp/sigikai/giin_meibo/meibo/otomo_kakuko.html

5 小林 たつや(こばやし たつや)議員(自民党)
http://www.city.nishitokyo.lg.jp/sigikai/giin_meibo/meibo/kobayashi_tatsuya.html

6(犬丸勝子さんの立会人)

8 山口あずさ(わたし)

9 森 信一(もり しんいち)議員(無所属・元民主党)
http://www.city.nishitokyo.lg.jp/sigikai/giin_meibo/meibo/mori_shinichi-2.html

比例区立会人(※現職市議のみ)

3 浜中 のりかた(はまなか のりかた)議員(自民党)
http://www.city.nishitokyo.lg.jp/sigikai/giin_meibo/meibo/sato_kimio.html

4 佐藤 公男(さとう きみお)議員(公明党)
http://www.city.nishitokyo.lg.jp/sigikai/giin_meibo/meibo/sato_kimio.html

なお、選管に確認したところ、西東京市の開票作業はすべて市の職員が行っており、派遣・アルバイトは作業には加わっていないとのことです。
今から考えると、いろんな発言を録音しておくというのもありだったように思います。
もっとも、選管は一生懸命やっていて、わたしは基本的には好印象を抱いています。
この半年で自分が2回も選挙に出たので、顔見知りにもなっていて、立会人のくじ引きも恐らく公正に行って、たまたま現職市議でない方が外れたのだと思います。
現職市議の立ち会いも、悪意というより、歴代、そのようになっているのだと思います。
まぁ、そろそろいろんなことに気付いて、制度を改める時期ととらえて頂ければ有難いです。

開票立会人になりました

西東京市選挙区の開票立会人になり、説明会に参加してきました。
わたしの過去2回の選挙でも、開票立会人を選出し、西東京市在住の友人に行ってもらいました。
立会人は、午後2時と、夜8時過ぎの2回、保谷庁舎に行かねばならず、日曜日とはいえ、あれこれ用事もあって、たいへんめんどうな仕組みです。(なぜ2回呼び出すのか。。。)

今回は、山本太郎さんの開票立会人ということで、わたしが行くことになりました。
午後2時から開催された説明会で、写真撮影はNGだというので、選挙管理委員会に理由を聞いたところ、別の立会人(コバヤシさんという方)からクレームがあり、われわれ立会人がいるのだから必要がないと言われました。挙句、コバヤシ氏は、この場の多数決で決めようと言いだしました。立会人同士で意思決定機関になるのは、流石に無理筋なので、当然のことながら、多数決にはなりませんでした。
わたしは、東京市選挙管理委員会委員長 西村誠一氏に、写真撮影をしないで欲しいというのは、任意のお願いなのか、それとも根拠法があるのかとさらに問い詰めました。西村氏は、フラッシュで読み間違えるからというお返事だったので、フラッシュを焚かなければいいのかとさらに伺いました。
西村氏が困っておられるのを見かねて、他の開票立会人から禁止と言った方がいいとのアドバイスがあり、西村氏は、委員会として写真撮影の禁止を宣言しました。任意の協力願いではなく、正式に禁止ということなので、従わざるを得ないのですが、上級官庁に問い合わせるべく、都の選管にも電話をしてみました。
が、ずっと話し中。。。

仕方がないので、お隣の埼玉県の選管に電話して事情を話しました。
写真撮影を直接に禁止する条文はなく、根拠になるとすれば、公選法74条とのことでした。
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(開票所の取締り)
第七十四条  第五十八条本文、第五十九条及び第六十条の規定は、開票所の取締りについて準用する。

準用条文。。。。
(投票所に出入し得る者)
第五十八条  選挙人、投票所の事務に従事する者、投票所を監視する職権を有する者又は当該警察官でなければ、投票所に入ることができない。=但書省略=

(投票所の秩序保持のための処分の請求)
第五十九条  投票管理者は、投票所の秩序を保持し、必要があると認めるときは、当該警察官の処分を請求することができる。

(投票所における秩序保持)
第六十条  投票所において演説討論をし若しくはけん騒にわたり又は投票に関し協議若しくは勧誘をし、その他投票所の秩序をみだす者があるときは、投票管理者は、これを制止し、命に従わないときは投票所外に退出せしめることができる。
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埼玉県の選管に総務省の電話番号を教えてもらって、総務省とも話をしましたが、西東京市の選管の上級官庁としては東京都の選管になるとのことで、東京都の選管に引き続き電話してみてくださいと言われました。

会社の会議などでも感じることがあるのですが、日本的な感性というか習慣というか、この手の、問い詰めるようなことを嫌うのですね。。。
大きな声で反論する人の、ピントはずれな意見にも驚きましたが、写真を撮らせて欲しいと主張することが、お行儀がわるいことととらえているようです。
お行儀の問題ではないのですけどね。

ちなみに、西東京市の選管からは、写真は加工することができるから云々ということも言われましたが、それは別途犯罪を構成するのであって、写真撮影をしたいということとは、そもそも関連がないと言いました。
この意見に対し、埼玉県の選管も同意していました。
なぜ、あれとこれがごっちゃになってしまうのでしょう。
相手の発言に対して、論理的に返答するということができるひとが、本当に少ないのです。

追記。。。

18時過ぎに、東京都の選管と電話がつながりました。
公選法上の不服申し立てに、開票立会人に関する要件は含まれないとのことで、とにかく、事前に救済するてだてはないとのこと。
写真撮影の禁止が、権利乱用にあたるかどうかは、事後的に裁判所に判断してもらうしかないとのことでした。

参院選 木村ゆういちさん

選挙に知人が何人も出ている。。。
じぶんも半年の間に2回も選挙にでているわけで、まさに激動の時代だ。
供託金が高いという話がずっと言われつづけているが、視点を変えて、宣伝広告費だと思えば、NHKの全国ネットの政見放送を600万で買えると思えば、高くないのじゃないかと、去年の衆院選のときに言ったのだが、まさに、その通りのことが起こっている。(木村ゆういちさんは、知人ではないですが。。)

【緑の党】木村ゆういちさん九電前第一声「福島で頭が二つある子が生まれている。。。」