「森てるおの拡声器」に寄稿しました

西東京市議会議員の森てるおさんが発行されている「拡声器」に下記の文章を寄稿しました。

『西東京市長選挙・異議申し立て顛末記』 山口あずさ

2021年2月7日執行の西東京市長選挙に於いて、現市長である池沢たかし氏の確認団体が市内に大量に配布したビラが違法であり、選挙の公正が失われたとして、市民60名が選挙のやり直しを求める異議の申し出を西東京選挙管理委員会に対して行いました。

ビラには「逗子での失敗のリベンジは逗子でやってください。ここは西東京市です。」と大書され、その裏面には、逗子市政の失敗を印象付けるように新聞記事等が意図的に引用されて、まさに気味の悪い怪文書そのものでしたが、そのビラには、発行元として「明日の西東京を創る会」と、池沢候補の確認団体の名称が明記されていたのです。

私は平井候補を応援していたのですが、どちらを応援していたかは一旦脇に置いたとしても、このビラは、私の住む西東京市を穢すものであると強く感じました。

選挙の異議の申し出については、2週間以内にしなければなりませんでしたので、急いで裏面に記載されたすべての記事の原文を確認し、このビラが事実をゆがめたものであると主張しました。残念ながら、市選管も、都選管も、東京高等裁判所も請求棄却となり、選挙のやり直しは認められませんでした。しかし、「氏名類推事項の記載がある」として、東京高裁は、私たちが当初から問題にしていた2号ビラのみならず、「徹底したコロナ対策」などとまともな政策が書かれた1号ビラも「前市長」との記載があり、違法としました。

氏名類推事項というのは、一般にはたいへん分かりにくい規定と思いますが、公職選挙法上、確認団体の出すチラシは候補者の氏名又は氏名類推事項を記載してはならないとされているのに対し、選挙の告示前から双方の陣営が候補者の前職(役職名)を宣伝しており、ビラが配布された時点で、西東京市民は役職名によって両候補の氏名が類推できたことを裁判所は認めたのです。

この件について、田無警察は告発状を受理しており、捜査が開始されています。

6月に、柳沢公民館で報告会を開催しました。森てるおさんにも参加していただいています。よろしかったら、YouTubeもご覧ください。

西東京市長選挙・異議申し立ての会活動報告会
2022年6月12日 柳沢公民館にて
https://youtu.be/zZ7AU9rINdI

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