わたしたちには、選挙権があるのと同時に、被選挙権があります。
公職選挙法
(被選挙権)
第十条 日本国民は、左の各号の区分に従い、それぞれ当該議員又は長の被選挙権を有する。
一 衆議院議員については年齢満二十五年以上の者
二 参議院議員については年齢満三十年以上の者
三 都道府県の議会の議員についてはその選挙権を有する者で年齢満二十五年以上のもの
四 都道府県知事については年齢満三十年以上の者
五 市町村の議会の議員についてはその選挙権を有する者で年齢満二十五年以上のもの
六 市町村長については年齢満二十五年以上の者
2 前項各号の年齢は、選挙の期日により算定する。
わたしは30歳を(とっくに!)超えているので、選挙に出る資格があります。なので、なんらかの選挙に出ようと思います。
脱原発を願う皆さんの中から、ぜひ、一緒に選挙に、できればわたしたちの仲間として出馬してくださる方が現れることを願って、わたしの経験した手続き面についてご紹介しようと思います。下記は、衆議院議員候補になるべく手続きをした際のものです。(※2012年12月の出馬は断念しました。)
政治団体をつくる!
9月20日、東京都選挙管理委員会に出向き、書類を提出してきました。東京都選挙管理委員会は、都庁第一本庁舎 N39階にあります。
提出した書類は下記の通りです。
- 政治団体設立届(3部) 見本PDF
- 規約(3部) 見本PDF
- 国会議員関係政治団体に該当する旨の通知(3部) 見本PDF
- 資金管理団体指定届(3部) 見本PDF
- 政治資金関係申請・届出オンラインシステム新規利用者登録申込書(1部)
様式集は下記にあります。見本も載っていますが、わたしが実際に提出したものを上記(見本)にPDFファイルで載せました。
http://www.senkyo.metro.tokyo.jp/shikin/shikin03.html
様式集にある「被推薦書」も必要と思い用意して行ったのですが、国会議員の場合は、「3.国会議員関係政治団体に該当する旨の通知」を提出するので必要ないと言われました。
印鑑は三文判で構いません。(シャチハタは不可とのことでした。)代理の人が行く場合などは、印鑑は三文判にしておいた方が無難なように思います。
なお、わたしはすべて記名押印(名前部分はワープロ記載で押印する)で書類を作成しています。(※印が必要な個所は、署名(自署)にすれば、印は不要になります。)
提出時に書き換えたのは以下の点です。(※見本は修正済みです。)
○政治団体設立届(提出書類3部ともに修正)
わたしは東京都に住まいがあり、自分の住まいのある場所からの立候補を予定していますが、脱原発候補者同士の調整の結果、別の場所から立候補する可能性もあり、また、寄付金等を全国から募集することになりますので、その旨を話したところ、主たる活動区域を「全国」にした方がいいのではないかとアドバイスを受けましたので、東京都にチェックを入れていたものを訂正(※二重線取消し押印)して、「v全国」にしました。全国にした場合には、管轄は総務省に移るとのことでしたが、書類の提出は選管で受けてくれるとのことでした。
また、後援会なので、国会議員関係政治団体の区分を2号のみにチェックしていたのですが、自分自身が代表になっていたことから、1号にも該当するとのことで、追加的にチェックをいれました。
これに付随して、代表者である公職の候補者に係る公職の種類についても、追加的にチェックを入れました。「v衆議院議員(候補者等)」。
○規約(1枚のみ修正してコピー)
会計年度を4月1日から3月31日としていたのですが、政治団体は、12月31日で区切って報告しなければならないので、2度手間にしないため、1月1日から12月31日までに訂正するようにアドバイスを受けました。ちなみに、2度手間になってもいい場合は、そのままでもいいとのことでした。規約はコピー可なので、一枚のみ修正し、あとは、選管の方でコピーしてくださいました。
※郵便局で通帳を作ろうとしたところ、事務所を「東京都内に置く」ではなく、きちんと住所を記載し、役員についても、氏名を記載して修正せよと言われました。修正せよはめちゃくちゃな話(※再度選管に書類を提出しなおさなければならない)なので、交渉したところ、住所の不記載については、政治団体設立届に住所が記載されているのでいいということになり、役員の氏名については、別途名簿を提出すればよいという結論になりました。(※政治団体設立届には、代表者と会計等の記載があり、なぜこれで認められないのかは不明。いじわるされたとしか思えない。。。)
郵便局の主張が正しいか否かはさておき、面倒な話になるのを避けるため、規約には、事務所の住所及び役員の氏名を書き込んでおくことをお勧めします。(※後日談:他の郵便局にいったら、すぐに通帳が作れました。規約にいろいろと書き過ぎると、書換えがたいへんなので、やはりわたしと同じようにした方がいいかもしれません。)
○資金管理団体指定届
活動区域の区分を全国にしたので、その部分を修正しました。(取消し箇所には持参した三文判を押印しました。届け出に使ったものと同じです。)
○政治資金関係申請・届出オンラインシステム新規利用者登録申込書
この書類に関しては、なぜか様式集にPDFしかなくて、Wordファイルがなかったため、単に用紙だけを持って行きました。活動区域を全国にしたため、本来の提出先は総務省とのことですが、せっかくいらしていただいたので、こちらで受け付けますと言ってくださいました。なのでお言葉に甘えて、その場で記載して提出しました。選管の方がコピーはいりますか?と尋ねてくださいましたので、自分の控用に、コピーを一部取っていただきました。
選管はとても親切でした。政治団体は簡単につくれます!
脱原発を目指すみなさん、一緒に立候補しましょう!