【緑茶会政治セミナー】地方自治体のエネルギー政策に参加しました

緑茶会の政治セミナーも3回目を迎え、世田谷区長の保坂のぶとさんが講師でいらしてくださいました。
福島の原発事故があった2011年に区長選挙でると決心された保坂さんは、自治体の長が災害時にいかに重要かと考えたからこそ、区長になろうと思ったのだそうです。
市民の安全を確保するためには、自治体も市民の生活に必要なエネルギーのあり方について考えていかなければらないとして、世田谷区では、二つの視点を持ってエネルギー政策を進めておられます。

  • エネルギーの「地産地消」
  • エネルギーの「自治体間連携」

世田谷区では、太陽光パネルの設置が、H22 約2000戸が、H25 約4500になったそうです。
大量発注することにより、安く設置できることになった成果とのこと。また、見積もりをせっかくとっても、太陽光パネルが重すぎて載せられない家庭がたくさんあったので、太陽光以外の助成も積極的に進めているのだそうです。
電気が足りなくなって大規模停電が!というような、脅迫型の節電ではなく、データを見て、ピーク時をきちんと認識して、情報共有型の民主的節電を提唱。電力ピーク時に家庭のエアコンを消して、公共施設に集まるという節電が効果的とのこと。また、話題になったPPSの導入(東電以外からの電力購入)で、1億円の経費が節減できたそうです。
一般家庭でも、電力自由化がなされれば、たとえ割高でも再生可能エネルギーを使いたい人が43%。料金が同じなら使うを合わせると、56%にのぼるといいます。
埼玉県庁での水素による蓄電池の実験についても言及されていました。
保坂さんが区長の世田谷区がうらやましいです!
会場には、所沢市長の藤本正人もいらしていました。セミナー終了後にお話ししたところ、じぶんは自民党なので、省エネ活動を積極的にしているのに、革新系の方たちが支持してくれないと嘆いておられました。みなさんいろんな悩みがあるのですね。
また、西東京市からは、太陽光発電の屋根貸し事業に取り組んでおられる、株式会社ジン&グリーンコーポレーション代表の寺本仁さんもいらっしゃいました。共通の知人が多いことにびっくり!西東京でも進めていきたいです!

保坂のぶとさんと
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