毎日100円が生まれる電子マネー

9月11日に、このアイデアをブログに書いていたのですが、今読み返したらおかしなところがあったので、直しました。

使わないと消えるお金
http://rollienne.jp/money/

使わないと消えると言った方がよかったのか、このタイトルのように100円が生まれると言った方がよいのか、とにかく、使わなければ100円はそのままで、200円になったりはしないのだけれでも、ありとあらゆる人が、毎日100円使えば、次の日にまた100円貰えるというカードがもしあったら。

このアイデアを選挙期間中に言ったことに対して、多くの人が分からないだろうと複数の方に指摘されたのですが、ラジオ体操の仲間に真意を見抜いてくださる方がいらっしゃいました。このカードの実現可能性ではなく、山口あずさがそういう発想をする人間だとわかっていただけたのです。そして、じぶんがこのカードを思いついた原点を思い返すことができました。

わたしは、若い頃にジャン・ジュネという作家が好きになりました。有名なのは「花のノートルダム」「泥棒日記」です。
孤児で、同性愛者で、泥棒だったと言うジャン・ジュネは、当時のフランスの法律で、軽犯罪であっても3度逮捕されると終身刑というのに該当してしまって、そのときにジャン・コクトーが立ち上がり、ジュネを救済したというエピソードがあります。
そのジュネの著作の中に、孤児は何も持っていないので、何かを与えられたら必ずお礼を言わなければならないという一節がありました。親のいる子どもであれば、生まれた時から多くのものを与えられ、とくにお礼を言うことを要求されることもないが孤児は、そうではないのだと。

ビット・コインの良し悪しとなるとまた話がこんがらがるのですが、ビット・コインの技術をもってすれば、世界中の生まれたばかりの子どもに、ある一定の財産を与えることも可能なのではないかと思うのです。そのような発想が根底にあって、一日100円が生まれるカードという発想につながってくるのです。
もし、西東京市でこのカードの実験が行われ、それが日本全体で採用され、そして世界で採用され、1日1ドルが生まれるカードをすべての人が手にしたら、1日1ドルという貧困の水準をすべての人がクリアできることになります。もし、これが実現できたら、西東京市が没個性でどこにあるのかわからないなどというケチなテーマは吹き飛ぶのです。
世界の貧困をなくす最初の実験場になるのですから。

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