この一年参加してきた手話講習会の初級講座の修了証をいただきました。
手話講座は、西東京市が無償で行っており、初級、中級、上級、さらに試験対策講座があり、私も希望すれば中級講座に進めるのですが、現在の仕事の関係で平日日中の時間が取れず、残念ながら、次のステップにすぐに進むことができません。
講座の中で、手話そのものの勉強と並行して、聴覚障がい者がこれまで置かれてきた社会環境についても学ぶ機会があり、考えさせられました。
かつての職場で聴覚障がいの方がいらっしゃって、友だちになりました。この方から、口話(こうわ)の勉強が、どれほど大変かというお話を聞いたことがあったのですが、講座で学ぶ中で、手話を禁じて口話をという時期があったと知り、健常者に都合のいい教育を聴覚障がい者に押し付けていたことを改めて知りました。
加えて、運転免許書を取ることも運動の成果として獲得したもので、また、さまざまな職業資格についても、つい最近まで、試験に受かっても資格取得ができないというような時代が続いてことに、驚きました。