安保法制違憲訴訟でお世話になった児玉勇二弁護士から本を送っていただきました。安保法制違憲訴訟の原告でもあった猪熊得郎さん(シベリア捕虜体験者)や、渡辺紘子さん(東京大空襲でお父さん、千葉の大空襲で幼い弟妹を失った)の陳述書の引用から始まる衝撃的な書物を読み進めると、劉連仁という名前がありました。
「強制連行された劉連仁という中国人の方が、戦争が終わった後も北海道の山奥で逃げ回り発見されてから、強制連行した企業とこれを推進した国を訴えた、戦後補償裁判に私も参加しました」(『今こそ平和を 戦争はいやだ』児玉勇二著より)と。
劉連仁、茨木のり子の詩集にある「りゅうりぇんれんの物語」で語られるその人ではないですか!
ついこの間、読み終えたばかりの詩の一篇を思い出し、間接的にでもつながっていたことに、驚きました。
下記、お勧めです!
『茨木のり子詩集』谷川俊太郎選 岩波文庫
『今こそ平和を 戦争はいやだ 戦争裁判担当弁護士から』児玉勇二著 あけび書房
https://akebishobo.com/products/peace1