2021年10月31日衆議院議員選挙雑感

久しぶりにブログを更新します。
何もしていなかったわけではないのですが,こちらに書くことからは遠ざかっていました。

エクセルをちょっといたずらして,地元,東京19区の選挙結果の過去5年分のデータをグラフにしてみました。

今回,立憲民主党,末松義規氏は,国分寺では932票差で勝利したものの,小平市では755票差で敗北,わたしの住んでいる西東京市で1959票差で勝って,合計では,2136票差での勝利となりました。

選挙前の週刊文春によれば,末松氏はC+で,松本氏C-の評価。抜きつ抜かれつで,一歩抜け出したというのが選挙戦終盤の報道でしたので,まぁ,勝っただろうと,少し油断する気持ちもありましたが,末松さんのスピーチを聞くと,油断大敵とのことで,できるお手伝いはせねばと思っていました。

そして,蓋を開けてびっくりの結果です。ここまで僅差とは!
25ある東京の小選挙区の中で,結果が判明したのは最後になりました。

ポスティング可能な立憲の政策集をボランティアで手分けして,8000冊近く,西東京市内に配布できたと思うのですが,一票一票の積み上げということを考えたら,ささやかなボランティアでも,もししなかったら,小選挙区で負けていたかもしれません。

自民党の松本氏は,東京19区での野党共闘が成立したことを受けて,駅頭のスピーチでも,「自公を合わせただけの票では足りません!皆さんの一票が必要です!」と訴えていました。わたしの一票は行くはずもないのですが,一票一票の取り合いが目的だたとはいえ,自民党を内側から変えると言いながら,安倍元首相をはじめとして,菅前首相,岸田首相,小泉進次郎氏など,豪華自民党陣が応援に来たそうです。

ところで,今回の野党統一,わたしはずっと連合には一言二言三言,言いたい気持ちがありましたが,だれも,「連合」という人を紹介してくれないので,何も言わないままに,選挙を迎えることになりました。

この根強い,共産アレルギーはいったい何なのか。
何年か前に,読んでみたくなって,「資本論」の読書会をしました。友だち同士のゆるい読書会でしたので,岩波新書,全9巻を読み終えたとは言え,軽くなぜた程度でした。それでも,気づかされたことは多々あり,その一番大きなものは,資本論の発想はすでにこの日本で実現されているということです。

だれもそれを共産主義的思想だとは思わないと思うのですが,たとえば一日8時間労働が基本であるというようなことは,資本論に出てくるわけです。で,それを新自由主義は後退させようとしているように思います。

とにかく,共産アレルギーとアンチ共産アレルギーは,今回の野党共闘をとても風通しの悪いものにしました。わたしにはこの2つは同じものに見えるのです。

大人のいじめみたいな発想から,卒業できないものでしょうか。

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