韓国はなぜ市民市長を誕生させたのか -ソウル市の雇用・公共政策・社会運動から学ぶ-に参加しました

参議院議員会館にて、福島みずほと市民の政治スクール「 韓国はなぜ市民市長を誕生させたのか -ソウル市の雇用・公共政策・社会運動から学ぶ-」が開催されました。
登壇されたのは下記のみなさんです。

■司 会:福島みずほさん
■パネルディスカッション:
服部良一さん(社民党元衆議院議員)
宇都宮健児さん(弁護士・日弁連元会長)
白石孝さん(NPO法人官製ワーキングプア研究会理事長

服部良一さんのお話からソウル市の基本政策が下記の5つとのことで、最初の堂々と享受する福祉に感銘を受けました。

1.堂々と享受する福祉
2.ともに豊かになる経済
3.ともに創造する文化
4.安全かつ持続可能な都市
5.市民が主体となる市政

ソウル市では給食の無償化が行われているとのことで、これは韓国全土に広がっているとのこと。選別的福祉ではなく普遍的福祉。すなわち給食費を免除されている子どもがみじめな気持にならないためには、すべての子供の給食費を免除した方がいいということなのです。
これに反対した前市長が辞任し、市民派弁護士のパク・ウォンスン市長が2011年10月に誕生。パク・ウォンスン市長は2014年6月の選挙で再選されています。
聞けば聞くほどうらやましい話ばかりで、公約として掲げられたいくつかの事項もすべて実現しているのだそうです。
ソウル市の予算は20兆ウォン(約2兆円)で、うち500億ウォンが市民が自由に使える予算とのこと。ボトムアップで議論して使い道は市民が投票で決めるのだそうです。西東京市にそんな予算があれば、旧東大農場の問題も一挙に解決しそうです。
また、原発1機分の省エネをするという公約も実現し、市の非正規職員の正規化もすすめ、この正規化は当初予算増になると考えられていたのが、派遣会社に支払う費用が削減され結果的に節約になったとのこと。いいことづくめのように思いました。

パク・ウォンスン市長は弁護士出身の市民派市長です。
宇都宮けんじさんが都知事になってくれていたらと残念でなりません。
4年後を目指しましょう!

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