緑茶会セミナー 再生可能エネルギーと地域の自立

11月12日、緑茶会セミナー 第4回 再生可能エネルギーと地域の自立(脱原発と「地域再生」)に参加してきました。
この日は、緑茶会代表の竹村英明さんが講師でした。
再生可能エネルギーそのものは、まさに夢と希望にあふれているのですが、日本ではその拡大を阻むさまざまな仕組みがあることを痛感させられました。
たとえば前日に翌日の30分ごとの共有計画を提出しなければならないとされていることから予測が難しく、予定通りに発電できいなかった場合、あるいは発電しすぎた場合に、事業者に余計な負担が生じること。また、蓄電池の設置を条件にするケースでは、コストが1.5から2倍に跳ね上がること。また先にニュースにもなった系統接続の保留など、とにかく障壁だらけ。。。ようするに輝かしい未来を意図的に邪魔しているとしか思えないような仕組みが横行しているのです。
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系統接続保留については、認定量が7000万KWを超え、すべてが送電網に接続されると、昼間の電力需要が最も少なくなるときの「量」を超えるとうい電力会社がでてきたことによるのですが、この認定量は、実際の「接続量」とは異なり、第一、まだ半分は作られていないのだそうです。なんだかへんてこりんな話です。この保留によって経営がおかしくなる事業者も現れるとのこと。。。

ちなみに、風力発電だけで日本を4つまかなえるという調査結果を環境省が出しており、経済性、野鳥保護、景観、人への影響などを考慮しても4億kWで、日本の電力需要の8割をまかなえるとのこと。
原発を辞めるという決心をつけさえすれば明るい未来が拓けるのに、わたしたちはいったい何をしているのでしょう。。。

スペインでは再生可能エネルギーを抑制することなく、石炭やコンバインドサイクルなどで制御しているとのこと。リアルタイムの運用グラフも公表されていて、日付を変えてみてみると面白いです。

一方、日本国内でも市民電力はぞくぞくと誕生していて、来年には1000箇所になるそうです。わが西東京市でも、ぜひこの動きにのってゆきたいと思います。

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