『フタバから遠く離れて 第二部』を観てきました。

昨日、ポレポレ東中野で『フタバから遠く離れて 第二部』を観てきました。
上映後に舩橋淳監督によるティーチインがあり、舩橋監督と久しぶりにお話しすることができました。

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ティーチインで舩橋監督がお話しされたことを、ツィートしながら聞いていたのですが、以下にそのツィートをコピペします。

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双葉町からの避難者がいないのは、8つの県のみ。
双葉町民は分断されている。

双葉町で原発立地を決めたのは、二つ上の世代。
また、東京は原発の電気を使って発展した。
40年間、双葉町は確かに潤った。
しかし、双葉町は、それまでに続いていた1000年以上の歴史と未来を失った。
原発を動かすためにいったい何を失ったのか。

原発は、不平等条約。
自分が使っている電気のために双葉町の方たちに犠牲を強いてきた。
都市部の人たちは、地方に犠牲を強いてきた。
双葉町のみなさんに、福島県のみなさんに人格権を取り戻すことを優先させるべき。

日本は三権分立が機能していない。
特に検察庁。
東京電力という私企業による災害。
検察庁は東京電力を訴追すべき。

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舩橋監督は、これからも「双葉から遠く離れて」の第三部、第四部と撮り続けてゆくと、その決意を述べられました。
わたしも議員になろうとして、危険な冒険をしている最中なのですが、舩橋監督も、道なき道を歩んでいるのだなと思いました。
舩橋監督の映画、ドキュメンタリー映画でありながら、すべての避難者が立ち去った後の騎西高校の部屋のなんともいえぬ美しさが印象に残りました。わたしは映画通というわけではないですが、この画面はいったいなんなのだろうと思わせる技量が、舩橋監督ご自身を運命づけているのかもしれません。
双葉、原発立地をして、寒村が40年間潤い、そしてすべてを失ったのですが、ここで作られた電気を思う存分に使っていた東京は、何事もなかったかのようです。もし、40年間の繁栄を謳歌したことのツケが原発事故だというのであれば、東京のツケはいつ回ってくるのでしょう?
福島から遠く離れれば離れるほど、原発事故は他人事で、原発再稼働のハードルも低くなるようです。
衆院選において、自民党優位のニュースが流れてきました。にわかには信じがたい数字がまことしやかに報道されています。
わたしたちは、フクシマから何も学ばないでいるつもりなのでしょうか?

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