昨日は、TPPを考える第5回「TPP交渉の現状」ということで、海賊党のWEB TVの司会をしてきました。
6日に秘密保護法、8日に砂川事件再審裁判、そして10日と、一日おきの司会でした。海賊党代表の須澤さんから依頼を受け、あまり深く考えずにお引き受けしたのですが、それぞれのテーマについて、じぶんの頭が整理されていないことに気付き、あわてて本を読んだり、ネット上の動画を見たりして、予習をしたのでした。
そして、きのうのわたしのテキストは、日本経済新聞社刊の「90分解説 TPP入門」。
一年ほど前に、TPPに賛成している本をあえて買ってあったのですが、つんどくのままだったものです。改めて読んでみると、どうにも誤魔化されているような表現が気になりました。
「輸入農産物の価格が下がることは、必ずしも日本にとって悪いこととは言い切れません。農家にとって打撃ではあっても、それ以外の消費者から見ると農産物を安く購入できることにつながるからです。消費者はその余ったお金を旅行などの娯楽や自動車の購入など、別の目的に振り向けることができます。」(同書)
わたしは西東京に住んでいますが、近所の農家のグリーンスポットで採れたての野菜を買うのが大好きです。農家がつぶれてしまって、この時期に食べられる採れたての枝豆や、トウモロコシが食べられなくなるじぶんを想像すると、あまり幸せそうではありません。
引用が長くなるのでやめておきますが、同書の産業空洞化の抑止力になると書かれている箇所では、途上国の労働規制順守で規制の甘い国に日本の大企業が拠点を移すことを防ぐことができると書かれていて??と思っていたところ、まつだよしこさんのお話では、円高があまりに長く続いたこともあり、すでに拠点を移してしまっているというのが現状なのだそうです。。。いずれにせよ、途上国の労働規制が順守されることは望ましいことですが、日本と同程度の賃金になるとは思われず、話の筋が違うでしょうし、今現在、拠点を移している日本企業が、労働規制の甘さからうまい汁を吸おうと思っているというのであれば、さすがに誹謗中傷だと思います。
少なくとも、TPPによって、物価が下がるのかなと思って読み進めていくと、「TPP参加によって日本経済の成長力そのものが押し上げられれば、物価に対しても上昇圧力がかかります。」と書かれています。お金が余って、旅行などの娯楽や自動車の購入ができると言った舌の根もかわかないうちにです。。。。日経新聞、どうかしてしまったのか???
多国間のTPPを目指した方が日本にとってメリットが大きいという主張は重要だと思うのですが、どうやら対米国についてのみの話のようです。
TPP参加国のうちでも、米(コメ)を輸出せず、日本にはない珍しい野菜やくだものを産出し、先進国の技術を欲している国があって、そのような国と協定を結ぶのであれば、お互いに幸せになれそうな気がするのです。
すべていっしょくたに協定を結ぶというのは、亡国の論理のような気がしてきました。
秋葉前広島市長が先の講演で、パッチワークということをおっしゃっていたのですが、一遍だけ共通点のある布と布をつなぎ合わせる、国家の関係もこれでいいのではないでしょうか?都合の悪いところを無理無理調整するというような無駄なことをせず、お互いに利益になる一遍をつなぎあわせて、直接でなければ間接に緩やかに多くの国とつながる。そして、地球一個分の幸せを世界で分かち合う。
人々の生命と健康をおびやかすグローバル企業は、もう、全部解体していいのじゃないかとさえ思います。
わたしは、グローバル企業の主張に、夢とか希望とか明るい未来をまったく感じなくなってしまいました。
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