【西東京市】「盲導犬を知る・高齢者をみまもる地域力を知る集い」に参加しました

もう昨日になってしまいましたが、12月9日、コール田無で「盲導犬を知る・高齢者をみまもる地域力を知る集い」が開催され、参加してきました。

第1部は「高齢者のみまもりについて ~ささえあいネットワークについて~」

パワーポイントを用いての説明だったのですが、演台に立った4名の講演者がそれぞれの役を声で演じるという構成で、たいへんわかりやすく、こんな手法があったのかと、その内容はもとより、説明の工夫にも新たな発見がありました。
西東京市には、地域包括支援センターが8か所あり、相談を受け付けたり、成年後見制度の紹介や虐待の早期発見なと、地域に役立つことを専門の方たちが行っているとのこと。
向台町の地域包括支援センターに、さっそく行ってみようと思います。

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第2部は「補助犬同伴受け入れについて」

下の写真は、講師の安保美佳さんと、PR担当盲導犬のジョン(3歳)です。
ジョン君は、盲導犬として活躍するにはちょっと臆病すぎたのだそうで、PR犬として活躍中なのだそうです。
盲導犬の役割は3種類。階段など、段差のあるところを知らせる。障害物(行き止まり)を知らせる。もう一つを失念してしまいました。(<m(__)m>)
とにかく、盲導犬はナビゲーターというわけではなく、地図は飼い主の頭の中にあるのだそうです。わたしは、視覚障碍者が音声テープを聞く能力がたいへん高く、驚いたことがあるのですが、視覚障碍者の頭の中にある地図も特殊な能力につながるかもしれません。
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下の写真は、浅野麻里さんと盲導犬のフリル(9歳)。
浅野さんは、最初に声が録音できるシールの話をしました。
視覚障碍者がどのように家の中で暮らしているのか。たとえば卵の賞味期限。シールに自分の声で卵の賞味期限を吹き込んでおけば安心。また、そのシールは半分にちぎっても機能はそのまま。気になったのでネット検索してみました。(検索結果:タッチメモ
また、盲導犬がどのような性質をもつのかについて、先に話題になったオスカー(フォークで刺された盲導犬)については、盲導犬は痛くても我慢するというような教育は受けていないこと。盲導犬が大人しく、あまり吠えないのは、愛情をたっぷり注がれて育ったから、吠える必要がないのだと話されました。盲導犬は本当に大切にされて育つので、心がきれいなのでしょう。だから、飼い主の心も穏やかにしてくれるのだと思います。
ステージの上の盲導犬は、2匹とも、ほんとうに大人しく、穏やかな性質を彷彿させます
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とてもいいイベントで、勉強になりました。参加者がもっとたくさんいてもよかったのに、参加人数が少なかったことが残念です。

盲導犬は飼い主のみならず、接する人すべてを癒す力を持っているような気がします。犬の姿をした天使かもしれません。

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