大飯原発3・4号機差止判決を受けての緊急院内集会に参加しました

2014年5月23日、衆議院第一議員会館にて、緊急院内集会が開催されました。
昨日にひきつづき、2日連続の院内集会です。
大勢の人が集まり、カメラも多数きていたので、わたしのツイキャスよりもいい映像がたくさんあると思いますが、紹介します。

大飯原発差止判決院内集会前半
大飯原発差止判決院内集会後半

河合弘之弁護士によれば、東通りと女川を除いて、全国の原発で、差止訴訟が起きているそうです。全国で今回の福井地裁、樋口英明裁判長の判決につづく判決がでることを願っています。

大飯原発運転差止判決全文
http://www.news-pj.net/diary/1001

「SAYAMAみえない手錠をはずすまで」院内映画上映会に参加しました

2014年5月22日、衆議院第1議員会館にて、映画「SAYAMAみえない手錠をはずすまで」の上映会がありました。この映画は地元、西東京でも上映されたのですが、行きそびれてしまったのです。
先日参加した「希望のまち東京 in 東部集会」で、宇都宮けんじさんの都知事選挙のときの選対委員長だった中山武敏先生にお目にかかって、この上映会に誘っていただきました。先生は、狭山事件の弁護団長をしておられるのです。
映画はほんとうに何の変哲もない日常を映しているのですが、23年間獄中にいた石川一雄さんにとって、この日常がまさに失われた日常だったのだと思うと、たわいもないご夫婦の会話がとてもきらきらと輝いて見えました。
石川さんは、出獄して、平凡な日常を取り戻したかのようにみえるのですが、実は、まだ殺人犯の汚名を着たまま。一見平穏な日常に見えるのに、奇妙な緊張感にとりつかれていました。
ご両親のお墓参りは、無罪判決を勝ち取るまでは行かないと決めておられるそうです。

ツイキャスをしてもいいと、中山先生に許可を頂いたので、映画のはじまる前と、終了後のご挨拶をiPhoneで撮影してきました。
上映会が終わったあとに、福島みずほさんにご挨拶して、石川さんともお話しました。
殺人犯の汚名を着せられた石川さんは、映画の中でも描かれているのですが、とても几帳面な方で、わたしも石川さんの無実を改めて確信しました。無罪判決がでたらケニアに行きたいと石川さんはおっしゃっていました。すがすがしい気持ちでケニアに行ける日が一日でも早くくることをお祈りしています。

はじめの挨拶
おわりの挨拶

「SAYAMA見えない手錠をはずすまで」
オフィシャルサイトFacebook

映画は5月31日からポレポレ東中野でロードショーとのことです!

汚染水流出事故に関する院内集会(長文)

時間が前後するが、10月2日(水)に参議院議員会館講堂で行われた「汚染水流出事故に関する院内集会・署名提出行動・政府交渉」に参加してきた。(写真はiPhoneなので不鮮明でごめんなさい)
今までは、いろんな集会等に参加しても、その場でTwitterで「○○なう」というツィートはしても、なかなかブログにまとめる時間がとれなかったのだが、幸か不幸か今月から失業状態に突入しているので、せめて、ブログくらい更新していこうと思う。(※身の振り方はまだ決まっていない。)
前半の汚染水流出事故についての政府交渉のポイントで、印象に残っていることを以下に列記する。(不正確な点があるかもしれませんが、ご容赦ください。)

○凍土の実験は40日間行った結果、きちんと凍らなかった。
○(グリーンピース)海水は希釈されるが海底の泥は希釈されない。魚は移動するので、汚染の強い海域に行った魚は汚染されてしまう。
○(福島県いわき市から底引き網をしている新妻さん)汚染水の流出によって、ガラス細工のように組み立ててきた試験操業が水の泡になる。魚も海水もブロックできない。試験操業は時期尚早と考えていたが、水産業には、(漁業そのものに従事している人たち以外ににも)関連業者が多く、関連事業には補償がない。彼らは本当に困っている(従って、試験操業は求められている)。魚自体は、1.7倍に増えているという報告もあって、実際、増えていると実感している。水揚げが2倍くらいになる。海に戻すという報道を皆さんは見ているだろうけれども、戻した魚が元通り元気に泳ぎだすかというと、それは希で、せいぜいカモメの餌になるのが関の山だ。福島には200種類を超える海産物がある。底引きをやめれば、乗組員の雇用ができなくなる。42種類の出荷制限がある。150の検体をゲルマニウ検査しているが、抽出検査で消費者の理解が得られるのか?コメと同様に、全量検査が必要で、非破壊型の検査をする必要があると考えている。その研究を各県がばらばらに行っている。合同で研究するべき。それぞれの魚種に即した測り方があり、魚は新鮮でなければ意味がないいので、スピードをもって発泡スチロールの箱ごと検査して出荷できるようにする必要がある。
○(井戸川克隆前双葉町長)飛び入りで発言されたのだが、今ここで、倫理委員会を作ったらどうかという提案と、「汚染水流出事故」ではなく「東電放射能放出事件」と呼び名を変えるべきではないかという提案を行った。下記は井戸川さんの写真。

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下記は、署名提出。署名提出にあたり、要望の読みあげ。署名数は、国内が8964筆。海外が10394筆。署名は経済産業省として持ち帰るとのことだった。

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つづいて政府交渉が行われた。(長くなるので要点のみ)

1.汚染水流出事故の現状認識について

○8月20日に漏えいした300トンの汚染水については、全体で60兆ベクレル、内半分がストロンチウム90であり、30兆ベクレルのストロンチウム90が漏えいしたことになり、これは、広島原爆で放出されたストロンチウム90の約半分に匹敵。規制庁は、数値としてこれを認める。また、地中にしみ込んでどのように流れたかは不明であり、今現在、穴を掘って確認中とのこと。

○阿倍首相の「状況はコントロールされている。完全にブロックされている」という発言に対して、福島みずほさんのたたみかけるような質問が小気味良かった。
「希釈されているのはブロックされているのとは違いますよね?総理の発言の意図ではなく、規制庁としてどう考えているのか?」
政府側の見解は終始、しどろもどろ。。。

○漏えい事故を起こしたタンクと同様のものが350基あるが、安全なタンクへの移送はとの問いに対し、東電がリプレースメントを行っている。具体的には把握していない。8月26日に加速化をお願いした。。。ああ、頼りにならないぃ~。

○原子炉建屋への地下水流入について、地震による建屋底部の破損が影響している可能性、建屋に流入する地下水400トンのうち、建屋の壁、貫通部それぞれの流入量はいくらかについて、状況は不明であり把握されていない。。。本当に、頼りにならない。。。--;;

2.汚染水の意図的放出等について

台風時の堰内にたまった水の放出について、東電が(勝手に)基準値以下のであり、雨水の流出として行った。事前の了解はない。

先の、いわき市の新妻さんから「漁業者から見れば、福島第一原発から出た水は数値はどうあれ汚染水。汚染水の海洋投棄は認められない」
これほど切実な声はない。こうして実際にお話を伺うと、決してエゴで漁業に従事しているわけではないことがひしひしと伝わってくる。今、生きている人間が、これからも、生きていかなければならないのだ。

3.汚染水流出事故に対する責任の所在と体制について

国の汚染水対策の責任は?という問いに、即答できず。。。一時的には事業者責任で東電だがあーしたこーした、経産大臣?内閣総理大臣?

4.今後の対応について

○汚染筋タンクやアルプスなど汚染水対策に係る製品の製造物責任は?効果が出なかったとしても、製造物責任は消費者向けの法律なので、対象にならない。。。。研究開発として行うので、メーカー責任は基本的には問えない。。。

5.再稼働審査における汚染水流出事故の考慮

○下記は、集会で配布された資料の中にあったマンガ。
事業者の対応として、四国電力(伊方)が土嚢の設定をあげていたことが、いかにも冗談めいている。。。福一が水蒸気爆発したときも、ヘリコプター飛ばして上から水をかけていたことを思い起こせば「土嚢」も「バケツ」も、現実的な対応なのかもしれなが。。。(そんな対応しかできないのなら、もうやめればというのが、率直な感想。)

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○田中委員長が炉心溶融は起こらないようにするので汚染水は考慮する必要はない旨の発言をしている。。。安全神話再びでしょうか???

ながくなってしまいました。すみません。

10/5 脱原発と総選挙についての市民意見交換会

昨日、衆院第一議員会館、会議室にて、とにかくみんなで話そうという主旨の院内集会。マスコミも国会議員もお招きしていなかったようだが、衆議院議員 山崎誠氏が参加された。(大歓迎です♪)

自民党に追い風という報道は、捏造された風説のように思えてならないが、 この風説を信じる人も多いのだろう。経団連から脱原発を言わない代わりの選挙用借入金(100億円!)という話を聞けば、追い風捏造と思ったわたしの直観もあながち外れてはいないだろう。病気がちの方をトップに据えて、どうやって国民の人気を得るつもりなのか???

わたしは丸子安子さんとともに、「原発」国民投票からの参加と分類されていたが、eシフト、気候ネット、緑の党、グリーンアクティブ、グリーンピース、エネシフジャパン、子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク、「原発」都民投票(調布)、本の木、「原発」都民投票の会(わたしも所属している)等に所属されているみなさんが、参加。

もと官僚にして、青山学院大学 小島敏郎教授のレクチャーのあと、皆で自己紹介。それからフリートーク。

過半数を脱原発政党が狙うという話にわたしは耳がダンボ!
政界のどらえもんこと、松田光世氏の話が面白い。
もっとも松田さんの話だけを聞くことになってはいけませんと皆がいうので、皆の話も(いやいやながらではないが)聞かないとならない。
選挙に出るのに泥船に乗りたくないというありがちな議論から、どでかい話、細かい話、小さなプライドあれこれ。やっぱりどでかい話にノッテみたい。脱原発がちまちまとできるとは思えない。

院内集会終了後、きょうはデモの日なので、マエキタミヤコさんの見回り弁護団サポートの拠点(スタバ)についていく。途中、官邸前を通過。
写真を撮ろうとしたら、みなが写真を撮るようになると困るので撮らないでくれとお巡りさんに言われたので、「そんなわけないでしょう」と一蹴。交通安全以外のことはできないはずなので、けっこう強気なわたし。

スタバでみなさんとお話ししていたら、唐突に、見回り弁護団のサポートに行くことになって、腕章をつけることに。

自民党前に行ってみたら、こんな感じ。

日の丸の人たちにまで反対されてるみたいですけども、だいじょうぶか?>自民党
大丈夫じゃなくていいんですけどね。

脱原発と総選挙についての市民意見交換会

民主党代表選は野田佳彦氏が再選しました。野田首相は、原子力規制委員会人事を国会の同意なしに発令し、「2030年代に原発ゼロを可能とするよう、あらゆる政策資源を投入する」とした「革新的エネルギー・環境戦略」でさえ、閣議決定しませんでした。枝野経済産業大臣は、核燃料サイクルの推進も認め、新規建設計画の原発の手続きまで、進める動きも出ています。

自民党は安倍晋三氏が新総裁になりました。自民党は3.11を引き起こした状況を作った政党であるにもかかわらず、総裁選挙立候補者全員が原発推進でした。加えて政調会長に電力族の甘利明元経産大臣を起用する人事を決定しました。
維新の会は公明党と選挙協力を行い、橋下市長は自民党新総裁の安倍晋三氏と良好な関係です。維新の会の候補者の選定委員会委員長は小泉内閣で活躍した竹中平蔵氏です。維新八策での原発の記述は「先進国をリードする脱原発依存体制の構築」です。
原発推進の動きは強まっています。解散総選挙は、いつあるかわからない状況です。このまま行くと、原発推進の自民党、国会を軽視した野田民主党、原発推進に転じかねない「維新の会」など、脱原発の国民はどこにも投票することができないまま、総選挙後の政権では、3.11以前への回帰が進みかねません。
そこで、脱原発の活動をしている個人、市民グループ、NPOやNGO、各団体間の意見交換を行うことが重要だと考えました。それぞれの考えのアウトラインを確認し、議論したいと思います。お忙しいところ大変、大変、恐縮ですが、できるだけ多くの方々に集まっていただきたいと考えています。ぜひともご参加ご協力どうぞよろしくお願いいたします。


場所:衆議院第一議員会館 地下一階 第二会議室
〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1 TEL:03-3581-5111(代表番号)
東京メトロ 丸の内線・千代田線「国会議事堂前駅」銀座線・南北線「溜池山王駅」有楽町線・半蔵門線「永田町駅」下車徒歩3分
15時から衆議院第一議員会館の入口でパスを配ります。
日時:10月5日(金曜日)15:30 ~ 18:00

第4回女たちの一票一揆 ~ 国会裏 ~ 経産省前テント

会社を3時に出て、参議院議員会館講堂に向かった。
第2部(一票を生かすために/選挙に向けてできること)のみの参加となった。
わたしは、東京19区、23区、24区のみなさんと同じテーブルを囲んだ。立候補予定者であると自己紹介すると、皆さんが喜んでくださった。地元(東京19区)のみなさんと知り合いになれて、心強かった。

グリーンアクティブの仲間、立候補予定者の丸子安子さんも、目黒区のみなさんと同じテーブルを囲んでいた。

一票一揆終了後、国会裏で、通りは別に混雑していないのに、お巡りさんが足止めをしていたので、みんなで交渉。お巡りさんが「(迂回してもらうよう)お願いしている」という。こちらは、「お願いされるのは嫌だ(迂回したくない)」と主張しているのに通してくれないので、110番通報してみた。

110番「事件ですか?事故ですか?」
わたし「事件です。国会裏で、お巡りさんが道を通らせてくれません。お願いしているというので、お断りしたのですが、通してくれないのです。来てもらえないでしょうか?」
110番 さんは、親切で、来てくれそうな雰囲気だったが、国会裏の方のお巡りさんの方が根負け(パトカーが怖かった?)して、通してくれた。
(※おまわりさんが、不法に通してくれない場合は、110番通報してみるといいかもしれません。「お願い」に強制力はないのに、通せんぼしてるのは変です。)

テントにたどり着いて、記念撮影。
左から、椎名さん、わたし、木村さん、谷田部さん、簔口さん。

脱原発しましょう♪