中原中也
『山羊の歌』より
汚れっちまった市民運動に
今日も小雪の降りかかる
汚れっちまった市民運動に
今日も風さえ吹きすぎる
汚れっちまった市民運動は
たとえば狐の革裘
汚れっちまった市民運動は
小雪のかかってちぢこまる
汚れっちまった市民運動は
なにのぞむなくねがうなく
汚れっちまった市民運動は
懈怠のうちに死を夢ゆめむ
汚れっちまった市民運動に
いたいたしくも怖気おじけづき
汚れっちまった市民運動に
なすところもなく日は暮れる……
中原中也
『山羊の歌』より
汚れっちまった市民運動に
今日も小雪の降りかかる
汚れっちまった市民運動に
今日も風さえ吹きすぎる
汚れっちまった市民運動は
たとえば狐の革裘
汚れっちまった市民運動は
小雪のかかってちぢこまる
汚れっちまった市民運動は
なにのぞむなくねがうなく
汚れっちまった市民運動は
懈怠のうちに死を夢ゆめむ
汚れっちまった市民運動に
いたいたしくも怖気おじけづき
汚れっちまった市民運動に
なすところもなく日は暮れる……
この詩を2014年1月19日、亀戸で開催された「東京都を変えていくキックオフ集会(東部地域版)」で山口あずささんの朗読で聞いたとき、私はスタッフの一人で受付で作業をして静聴できる状態ではなかったのですが、その内「あら、この心地よさは何かしら」、と聞き耳を立て、そして静かな、しかし強い気分にしてくれる感情・感動に気づきました。
今読み返しても、韻を踏んだくりかえさらるフレーズは、きれいな情景を醸す言葉ではないにも拘らず本当に心地よく響いてきます、それは今の自分の活動に重なるということもありましょうが、詩の力はすごいと再認識しました。
この詩を紹介してくれて有難うございます。
斎藤さん、コメントありがとうございます。
中原中也は今でもかっこいいですね。
「私が東京を変える」が宇都宮けんじさんを応援すると決定したあとに、東部勝手連が続いてくださって、本当に心強かったです。
ありがとうございます。