ふくしまを忘れない!水爆実験の島・ビキニに学ぶ

自分が参加したイベントをブログにまとめようと思っているのだが、この重要なイベントについて、まだまとめていなかった。紹介の順序が前後するが、10月17日(木)に地元、西東京市、田無公民館で開催された「ふくしまを忘れない!水爆実験の島・ビキニに学ぶ」について、書いておくことにする。

8月に「第五福竜丸」の映画を見たのだが、ロンゲラップ島(マーシャル諸島)で起きたことに関しては何も知らなかった。ビキニ被災を世界に知らせることをライフワークにしてきたというフォトジャーナリスト、島田興生さんの講演を聞いた。ゲストは、子どもたちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク代表、山田真氏。

ビキニから180キロ離れたロンゲラップという島に起こった悲劇は、ふくしまに警告を与えている。否、これを警告として受け止める必要がある。
水爆ブラボーが爆発して、ロンゲラップ島に、白い粉が降りそそいた。何も知らずその白い粉を浴びた島民。島に退去命令がでたのは、58時間後で、3年後に帰還。安全宣言を受けての帰還だったが、相次ぐ健康被害に島民は決意を固め、1985年にロンゲラップ島を脱出することになる。水爆の爆発が1954年、1957年に帰還。そこから28年後、全島民が島を脱出する決意をしなければならなかったこと。この事実にきちんと正面から向き合うのであれば、福島から避難している人たちは、福島に帰るべきではないと言わざるを得ない。(少なくとも子どもたちは、福島から避難すべき!ということでもある。)

参考:ふるさとはポイズンの島

また、水爆実験の犠牲になった船として有名なのは「第五福竜丸」のみであるが、当時、周辺海域に日本の漁船は1000隻出ていたと言う。だれがどこでどんな口止めをされていたのか。なぜ、わたしたちは、他の漁船員のことを何も知らないのだろう?

山田真先生は、被災者支援法は、高速道路無料化以外に有効な施策は提示されていないこと、癌が発症したとしても放射線のせいかどうか見分ける方法がないこと、日本で染色体分析の動きがないこと(※放射線により、染色体の7番目に異常がでるとされる)、福島の人たちがあきらめはじめていること(何も言わなくなった。相談に来る人も少ない。放射のことを忘れようとしている)。そして、避難生活が苦しいこと。特に自主避難をされている方たちに対し、勝手に逃げた人とされ、母子避難をしている家庭では父親が責められている。。。また、避難先でも、さまざまな情報を提供している愛知県、何の情報もない三重県と差があり、避難していることが間違っていないと言ってくれる人がいない。5万人戻った。ADR(裁判外紛争解決手続)による賠償は、加害者主導で行われており、東電が適当に行っている。。。などなど、今現在の福島の方たちの苦しい状況を報告された。

ふくしまを忘れない!水爆実験の島・ビキニに学ぶ」への1件のフィードバック

  1. お世話になります。

    僭越ながら、ぜひ知って欲しいです。

    「福島の現実ー福岡百子の声」

    このブログでは、福島の仮設住宅、借り上げ住宅、施設、幼稚園、小学校、中学校へ
    必要な支援品を送る活動を続ける福岡百子さんの声と共に、津波、震災に加え
    原発事故で被災された方々の声をお伝えします。
    http://ameblo.jp/aiwazion/

    個人、団体等600人弱の方々より愛ある支援者としてお付き合いいただいております。

    私が住んでる埼玉県三郷市よりドアツードアで40分千葉県松戸市新松戸在住です。

    『活動への想い(2012年6月)福岡百子より』
    http://amba.to/15SZRUF

    http://goo.gl/ekPWlS
    支援をしていただけそうな食品会社、下着、靴下、布団会社の社長様方に手紙を書き、
    朝日、毎日、読売、日経、東京新聞の編集長に、NHK、日本テレビ、テレビ朝日、TBSテレビ、テレビ東京、フジテレビの
    報道局長に手紙を出しました。

    そして、支援が届かず苦しんで居られる
    「福島の現状」を伝え支援の協力を願いました。

    しかし、返答も無く、返答があったとしても、冷ややかなものでした。
    「私たちはする相手が決まっています。“福島”をするつもりはありません。」
    何故?と思いました。

    『活動への想い(2012年6月)福岡百子より』
    http://amba.to/15SZRUF

    大変失礼いたしました。

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