差別の向こう側

8月14日の台東区民会館でのイベントで、久しぶりに中山武敏先生にお目にかかりました。
このときに、「わたしのことが書かれている本を送ってあげます」と言ってくださったのですが、きょう、その本が届きました。
先生のお母さんをモデルに描かれた絵本で、少年時代の先生も登場します。
発行は、公益社団法人 福岡県人権研究所となっています。
先生ご自身の一文も添えてあって、「私は、中学校卒業後、定時制高校に進学し、働きながら弁護士を志して中央大学夜間部に入学しました。」とありました。
先生がどれほど苦学されたか、じぶんがいかに甘いか、この一文だけで思い知らされました。

IMG_7243

差別の向こう側に、その頂点に、天皇がいることは、理解しているのです。
昨日の勉強会でも、天皇制の話になったのですが(わたしが質問したので)、天皇制、憲法1条について、ちゃんと話すべき次期が来ているのかもしれません。
今年のNHKのTVの戦争関連の特集では、昭和天皇が、戦争の早期終結に反対したという事実が繰り返し語られ、とても印象的でした。
昨日の中村孝文先生の講義では、国際的には、ヒトラー、ムッソリーニ、ヒロヒトなのだと習いました。ヒロヒト!
天皇家と宗教の関係がめんどうなのだとも。

わたしは、民主主義と親和的である限りにおいて、象徴天皇制に賛成という立場です。
そうでなくなるのであれば、反対しますし、当然、天皇元首などごめんです。
象徴天皇制は9条に匹敵する発明のように思っています。
現代において、天皇をどう考えるのべきなのかを提示する思想家がいないのかもしれません。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA