自民党議員さんと名刺交換しました

2014年5月30日(金)下記のイベントに参加しました。
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デジタルハリウッド大学・メディアサイエンス研究所
杉山知之研究室主催・公開フォーラム

「政治分野におけるソーシャルメディア戦略」
~Facebookを活用した政治コミュニケーションについて

パネリスト(五十音順・敬称略)
河野太郎(衆議院議員、自民党副幹事長)
平将明(衆議院議員、自民党副幹事長)
東海由紀子(昭和女子大学客員教授)
西田亮介(立命館大学特別招聘准教授)

モデレーター
高橋伸太郎(デジタルハリウッド大学研究員)
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iPhoneでメモを取りながら聞いていました。興味深い発言を下記にピックアップします。
敬称は略しました。また、不正確な部分も多々あります。ご容赦ください。

平:マスメディアは左の意見が強い。Cafe Staには、自民党っぽくない人を呼んでいる。その方が広がりが出る。

東海:政治家にはプロファイルではなく、Facebookページがお勧め。双方向でつながることに満足してしまいがちだけれども、今のファンを喜ばせることで終わっている。通常リーチできない人にリーチできるツールが増えたのに。。。
Facebookはアメリカでは成人の2人に1人が使っている。
日本では、2100万人が使っていて都市部で使われている。
山本太郎、小泉進次郎はフォロワーが3万を超えているが、芸能人枠と言っていい。
佐々木さやかと、山口??が1万を超えている。
平議員が8000人、河野議員が5000人。アメリカでは10万、100万のファンがいる国政議員がいる。

平:イターネットを使ったガバナンスを行っているという点で自民党は頭1つ、2つ、3つ先をいっている。総裁選に電子投票を導入する。
2012年に、214名がTwitterを使っていたが、今は全員が使っている。使わないことに理由がない。
ニコ生は、大きな選挙は、選挙の初日と最終日にニコファーレに集まるようになった。既成事実として定着している。

河野:じぶんがやっていることを情報発信している。原発の話は初当選からやっている。動画にしているのは、原子力。年金医療。動画にして発信すると分かりやすい。
FacebookのQ&Aは1回しかやっていないが、個人的な質問が多かった。
Twitterは暇なときにあげている。Facebookは厳選して出している。

平:FacebookのQ&Aは、硬い質問と柔らかい質問、両方ある。チャットなので、長い文章はスルーしている。コミュニケーションを楽しんでいる感じ。

東海:FacebookのQ&Aキャンペーンは双方向。条件として、受け手側が、1. 論客であること。2 反射神経がいいこと。3 ファンが多いことが必要。30分で2000人集まった。

平:7回行った。真面目に答えつつ、ユーモアで返す必要がある。選挙期間中、定期的にやるとよい。首長選挙などでは、政策スタッフを揃えてやるとよい。打つのは本人でなくていい。ネット選挙では、誹謗中傷へのデフェンスが重要。舛添候補は、デフェンスには最高のサンプルだった。右と左と女性から批判された。誹謗中傷の対策としては、何のツールでどのタイミングで打ち返すかが重要。統一地方選は、党員拡大キャンペーンをネットで行う。ニコニコは、自民党に人気がある。司令塔を持つ必要がある。リアルの選挙とネットを融合させる。ネット選挙では、新人有利かと思っていたが、結局、現職有利だった。フォロワーをつくっておかないとならない。

西田:毎日新聞と協力して、選挙毎日というサイトを作った。ジャーナリズムは、第4の権力。有権者の発言と候補者の発言を分析した。特別世論調査を行った。この手の調査は、統計的に頑強。関心を持たれている。

河野:ネットだけ解禁されている。リアルが解禁していない。ネット上の誹謗中傷について、期間の短い地方議員選挙はたいへん。打ち消すには人手がいる、人手がいるというのは、イコール金がいるということ。

平:ネットメディア局次長として、トータルで対応をしなければいけない。都知事選では、左からも右からも女性からも攻撃された。維新は、安倍は本当は田母神と言っていた。この手の嘘は、膨らませるだけ膨らませた方がむしろ美味しい。安倍、舛添の2ショットを銀座で行って、効果を上げた。左は赤旗をもって、記者の目線。手ごわい。叩かれにくい候補者がいい。

東海:アメリカでは、後援者のデジタル名簿ができた。発信力を持つには、1万人のフォロワーがいる。新人は、公示日までは政治的発信ができないので不利。

西田:ネットを用いた寄付などももっと手軽にできるようにした方がいい。低コストで政治資金を集められる。ニコニコ動画は、何をやってもいいのに対し、ニコニコ動画より視聴者数の少ないローカル放送局は、放送法に縛られている。放送法改正が必要。文書図画について横断的に見てゆく。個別訪問ができないのもおかしい。

東海:インターネットに即効性はない。影響力は未知数である。党のガバナンスを変えるところまで考えているのは、自民党だけ。

平:社会の価値観が多様化している。税金負けろとか、予算よこせだけではない。ネットが当たり前になれば、青木さんや森さんに直接言わなくてもいい。淘汰されて自然といなくなる。利益誘導型から、グループ化されていない利益に。自民党の中身が変わる。

河野:政治システムそのものを変える。

山口(質問):誹謗中傷の最大のものが不正選挙だと思う。高知市で自民党議員が0票だった件について、考えを聞きたい。(全員に聞きたいと言ったのだが、平議員が代表して答える形に。。。)

平:意図的に舛添に人が集まっていないところをネットに上げている人たちがいた。人が集まっていないときを狙って、映像を撮っていた。この人たちがあとから不正選挙と言いだすと思っていた。不正選挙はない。

会場からの質問(細川さんの選挙戦略について)

平:出馬表明から選挙が始まるまでに小泉さんを露出させるべきだった。もっとも、自分たちが付いても勝たせられなかったと思う。細川選対は、事務所の中に統合的機能がなかった。

河野:投票を義務化しない限り投票率は上がらない。デモをしてきたという人に対し、友達と1時間くらい歩いても何にもならない。デモの後、国会議員事務所になだれ込め。と言ったところ、国会議員の事務所に行ってもいいのかと聞かれた。敷居を低くする必要がある。

平:総理大臣は当分、衆院選ではなく、自民党総裁選できまることになる。総裁選をネット選挙でできるようにする。ネット選挙で総裁選を掻き回して欲しい。
終了後、河野太郎さんと平将明さん、自民党衆議院議員のお二人と名刺交換をさせていただきました。緑茶会の名刺と、作ったばかりのインターネット映像研究会の名刺をお渡ししました。河野太郎さんは「脱原発政治連盟」の文字に興味を持ってくださいました。わたしは自民党さんではありませんが、お考えには近いと思いますとお話しました。また、平さんには、舛添さんの街宣に人がいないところを撮っていたのは、本当に人がいなかったのだとお伝えしました。統合がとれていない市民の集まりなので、意図的に何かをすることは逆にできないので、本当なのですと言いました。そして、不正選挙と言っているのはまた別の人ですとお伝えしておきました。また、自民党は本来は、もっと幅広い意見を包含していたはずですよねとお話しました。平さんは、河野さんとわたしはしょっちゅう懲罰対象になっていると言い、内側から自民党を変えていきたいと考えておられるようでした。また、じぶんのようなものを副幹事長にする党でもあるのだとおっしゃいました。自民党に多様性が残っていないということでもないようです。手ごわさの一環とも思いますが、脱原発に賛同してくれる自民党議員とはつながっていきたいと思います。また、どのタイミングかわからなくなってしまったのですが、河野さんは、自民党議員が原発について、自分自身の意見を必ずしも明らかにしていないと指摘されていました。党の方針であるからとか、何かごまかすかたちでしか意見を言っていないので、じぶんがどう思っているかを明らかにさせるべきとおっしゃっていました。
自民党から次の総裁を出さなければならないのであれば、わたしは、河野太郎さんがいいです。

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