2022年12月25日執行西東京市議会議員選挙について

市民グループ「私が東京を変える」は3か月に1度、zoomでのイベントを行っているのですが、昨日「西東京市議選報告と小峰和美市議のセクハラ発言について」というタイトルで話をしました。ここでは、その前半部分の「西東京市議選報告」について、ご紹介します。
わたしも出馬した選挙ですが、山口あずさの選挙報告というよりは、統一地方選挙前哨戦と言われることも多い選挙ですので、各党及び各候補の投票の推移をご紹介しました。

上のグラフは、政党及び無所属議員の過去3回の得票数を棒グラフに重ねてみたものです。また、下のグラフは各党の合計投票数を100%として、同様の数値をパーセンテージで表現したものです。
なお、グラフの中に書かれている文字は、いずれも得票数です。
自民党は、今回かなり減らしていることがわかります。前々回は8人立候補して8人当選、前回は引退した市議と、落選した都議の子息が立候補して10名の候補者で9名当選。加えてNHK党から出て当選した方が自民党になり、ネット上でのヘイト発言のせいで立憲から公認を外されて無所属で出馬して当選した議員の鞍替えで、自民党は結果的には11名の議員団となりました。安定的に5名の候補者を当選させている公明ととともに、自民党から議長を出してなお過半数という議会構成となっていました。今回の選挙は、このような状況をなんとかしたいと野党側は臨んだのでした。
なお、自民党の前回の数字は、選挙後に自民党に加わった2名の数字は加えていませんので、今回当選した両名の前回の得票数を勘案すれば、もっと大量の票を減らしていることになります。
下のグラフに山崎英昭氏の名前がないですが、山崎氏については、前々回は維新の会で当選。前回は無所属で落選。今回は日本維新の会で当選となっていて、無所属だとだめだが政党からだと受かるということで、例外的な扱いとしました。
立憲民主は、今回は躍進と言っていいと思います。前回は直前に一人公認を減らすことになり票も減らすことになったのですが、今回はそれを挽回した上に4名の候補者がすべて当選しました。
生活者ネットは二人とも3期目の当選を果たしています。
参政党は落下傘候補でしたが、次点となり最下位候補との差が11票でした。山口あずさはその下で差は5票でした。ちなみに、いがしらまさお氏は江戸川区に実家があるそうで、さっそく転居して江戸川区議選を目指しておられるとのことです。
なお、今回引退された無所属の森てるお氏の前々回の得票数は、生活者ネット2名分の票よりも多く、立憲3名(森しんいち氏は前々回は無所属での出馬でしたが立憲としてカウントしています)分の票と、わずかな差しかないことがグラフから見て取れます。
とにかく、一人で大量の得票を得ていたことがわかるのですが、前回は、前々回落選した田村ひろゆき氏に、じぶんの票を流す活動をしたため、票を減らしています。このとき、森てるお氏と田村ひろゆき氏の票を足し合わせても、前々回の森てるお氏の票に及ばなかったのは不思議と言えば不思議な話です。
そして、今回は、森てるお氏は引退され、後継として、わたくし山口あずさと丹治ひこた氏を指名推薦したのですが、残念ながらこの2名は落選しました。
なお、数字だけからの推測ではありますが、森てるお氏の不出馬により、前回応援した田村ひろゆき氏が票を倍増させ、かつ、無所属の納田さおり氏、および小峰和美氏の票が増加していることがわかります。共産党と生活者ネットが全体としては票を減らしているところを見ると、やはり無所属の候補に森てるお氏の票は流れたのだと思われます。
今回引退したということで言えば、任期途中で都議になった自民党の浜中のりかた氏は、森てるお氏に次いで2番目の得票を得ていましたので、浜中氏への票は、自民の他の候補に上乗せされたと考えられます。自民が全体的に票を減らしている原因は、一連の統一教会がらみのスキャンダルが影響したと考えられるのですが、都議を落選し引退した父親とともに、統一協会との結びつきが喧伝されている山田忠良氏が票を増やしての当選となっていますので、こちらも不思議です。田無駅北口に拠点がある統一教会の応援がいまだにあるのかもしれませんが。
さらに引退ということでは、今回、5名の高齢議員が引退しました。自民党、遠藤源太郎氏。公明党、おばた勝巳氏。共産党、藤岡ともあき氏、保谷清子氏。森てるお氏です。共産党は2名の議員が引退し、女性候補を2名立てて、4名の候補者のうち、3名が女性となりましたが、新人は1名の当選にとどまり、議席を一つ減らすことになりました。
ロシアが共産党政権と勘違いしている方も多いようで、とんだとばっちりを受けているのかもしれません。
なお、トップ当選したのは、お笑い芸人として活躍していた長井秀和氏です。
市民は、市議会にエンターテイメントを期待しているのかもしれません。もっとも、さっそく展開されたのは、最高齢となった小峰和美氏によるセクシャルハラスメントで、この件に関しては、この後のブログに掲載します。

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