ゆめこらぼ~高級マンション(?)のチラシ一切お断りという民度

西東京市にゆめこらぼという場所がある。
市民活動を応援してくれるところで、田無駅南口から3分ほどのイングビルの1F。
ここはリソグラフを使えるのと、リソグラフで印刷しながら、ちょうど背中側にある折り機でチラシを折ることができる。リソグラフを置いてある所は市内に複数個所あるけれども、折り機があるのはここだけ。本当にありがたい。写真は、5月7日に行われる「宇都宮けんじ・想田和弘対談」のパブリックビューイングの宣伝用。
消費増税に負けないインターネット買い物術!」(明日が最終日)と、「第1回インターネット映像研究会」(4月29日開催)と、下記のチラシと、4月はゆめこらぼにたいへんお世話になった。
それにしても、チラシを配布していると、チラシ一切お断りの集合住宅があちらこちらにある。有害チラシお断りはいいとして、チラシ一切お断りはやっぱり問題があるのじゃないだろうか。集合住宅の組合が決めているのであれば、それぞれの組合に公開質問状を出すべきではないかと思う。マンション販売のコンセプトなのであれば、その企業は大いに問題があるだろう。住民運動の原点としてチラシの配布があるわけで、その声に一切耳を傾けないというのは、民主主義に反する。実際、一人でも情報を受け取りたい住人がいれば、その人の知る権利は侵害されていることになる。「チラシ一切お断り」という個人がいることは仕方がないとして、全体的に禁止し、果ては、違反者を管理人が警察に通報するに至っては、ほとんど人権侵害にひとしい。どれだけ意識が低いとこのようなルールができるのだろう?わたしは大学時代はコミュニケーション論のゼミをとっていた。弱者のメディアたるチラシの配布を封じるという発想はあり得ない。高級マンションに多いこの手のチラシお断りだが、弱者の声に耳を傾けることを一切お断りして、高級マンションに住む住民と言うのは不気味だ。個人宅のポストには「チラシ投函お断り」もあるが、「配達ご苦労様です」と書かれたものもある。そこに住んでいる人の笑顔がみえてくる。ジョン・レノンとヨーコ・オノの出会いの作品を思い出した。ジョン・レノンが梯子をのぼって虫眼鏡をのぞくとそこにはYESとあった。
「配達ご苦労様です」は美しいと思う。20140507_leaflet

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