[zoom29] 第52回「憲法改正にどう立ち向かうか」高作正博 関西大学法学部教授

レジュメ:憲法改正にどう立ち向かうか

「憲法改正にどう立ち向かうか」高作正博 関西大学法学部教授 今、喫緊の課題である、トランプに見る世界情勢、高市政権への批判、ホルムズ海峡への自衛隊派遣の可能性(安保法制が可能にしたこと)、憲法改正への危機と抵抗の論理について、安保法制違憲訴訟でも意見書を執筆していただきました関西大学法学部教授、高作正博先生にお話を伺いました。

[zoom29] 第51回 安保法制違憲訴訟裁勉強会 ~基地建設が進む馬毛島の今

馬毛島基地反対住民訴訟原告団長で西之表市議会議員の和田香穂里さんをお迎えしました。
種子島の沖合10kmにある馬毛島が、大規模な自衛隊の活動・訓練や島嶼防衛に対する対処拠点、米軍空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)の移転先となり、工事が進んでいます。政府・防衛省の南西シフトの中で、馬毛島が重要な拠点として位置づけられています。また、昼夜を問わない工事で種子島には様々な影響が出ています。基地建設が進む実態と問題点をお話していただきした。

資料:mageshima_1mageshima_2

以下、zoom開催時に寄せられたchatです。

A: 馬毛島は南西諸島への武器弾薬事前集積拠点ではないですか。当然ながら武力行使事態となれば重要な攻撃対象となります。現在のような日常的な被害だけで止まるものではありません。地元の方々は十分ご承知なのでしょうね?馬毛島用地取得価格が45億から160億に高騰したのは菅元官房長官(アベ政権)の強力な介入があったとのことですね。奄美大島~種子島は「島嶼奪回上陸戦」の演習場(日米共同統合演習を含む)として利用が進んでいますね。 2018年には統合水陸両用演習で種子島沖で輸送艦おおすみから水陸両用車が発進・航行しました。米軍の作戦構想では、自衛隊はいざとなれば二軍ではなく最前線に立つ役割を担わされることになっています。島ぐるみ自衛隊に絡め取られているので抗議が困難。まさに困った難しい問題です。沖縄でも米軍はダメだが自衛隊ならいいだろうというムードが濃厚とのことです。
O: 現在、島根県に在住していますが、雲南市吉田町という、大変な田舎の過疎地に自衛隊の弾薬庫が造られようとしている動きがあります。出雲で反戦のパレードを計画している動きもあります。
 発信元: 馬毛島弁護団 塚本和也 : 馬毛島基地反対訴訟クラウドファンディング、ぜひご支援、拡散をお願いします‼️
https://www.call4.jp/info.php?type=items&id=I0000169
M: そもそもFCLPは米軍空母離着陸訓練基地なのだから本来米軍基地として建設すべきところ、島の現地の「米軍は困るけど自衛隊ならいいよね」という雰囲気を逆手に取って自衛隊基地として建設しているのではないのでしょうか?自衛隊が米軍基地を日本の税金で作ってあげて自衛隊の基地という名目で説明していますが、運営費は自衛隊もちで実質的に運営しているのは米軍なのではないのでしょうか?CSISの台湾有事シミレーションでは自衛隊基地を米軍が自由に使えないと勝てないとして自衛隊の基地だけでなく地方の民間空港も使わせろと要求しているようです。
A: 島民がいなくなれば自衛隊の思うツボ。全島全面基地化するでしょう「出て行かないで」と島外の私が無責任に言えることではないですが。
D:  大分県でも市内に弾薬庫が出来、別府駐屯地からは沖縄に別府港から自衛隊員が派遣されています。
Y: 北海道は、敗訴しました。、元原告です。
F: 大阪ですが、仲間が何度も馬毛島に行っていて状況の報告を受けています。昨年祝園弾薬庫の増設で反対集会を開催し、今年は舞鶴で5月31日にミサイル配備に反対する基地包囲行動をすべく全国集会を準備中です。そして事前集会として4月19日に大阪で小西誠さんを講師に集会を予定しています。
D:  湯布院にはミサイル関連施設も併設されました。日出生台では砲弾の騒音がよく聞こえてきます。それだけ大分県も軍事関係施設が多くありますが、
F: お話を聞いて、こうした基地建設で地域がどのように破壊されていくのかを理解しました。宮古島でもそうですが、 地元で和田さんのように行動されている人がいることに感動しました。強く連帯して大阪でも行動したいと思いました。お話しありがとうございました。
D:  残念なことに大分県民には戦争のリアリティがありません。対岸の火事ではないことに気づいて欲しいのですが市民も議会も無関心なのが現状です。
M: 千葉県在住です。米国の要請で自衛隊法改定により新設された自衛隊作戦統合司令部の指揮官に指揮権を防衛大臣から委任できるようになり、それに合わせて米軍再編で横田司令部が格上げになりインド太平洋艦隊と日本の自衛隊作戦統合司令部が実質的にその指揮下に入るという話です。まるで戦前の統帥権を米軍に献上するような事態で、日本政府の内閣のシビリアンコントロールが効かなくなるのではないかと危惧しています。まさに日本の国家主権の問題だと考えています。
K:  鹿児島で馬毛島裁判の呼びかけ人の一人をやっています。わかりやすい話、ありがとうございました。裁判yぉ尾かける会に、40人以上来てくださり、意識して活動しています。平和委員会、婦人団体など、若い人にどう伝えていくか、意識しながら勉強会、県小児科医会にも書いています。鹿児島の小児科医です。
A: 冷戦後の自衛隊役割見直し、特に陸自の運用に島嶼戦構想を利用した面もあるようです。日米同盟と言い出したのは中曾根ではないですか。
R:石川健治先生の動画もぜひ、ご覧ください。https://www.youtube.com/live/9WDtbwF_1SY?si=tITyZojJMajeHI-d
O: 中曽根政権の時、大学生でした。戦後政治の総決算といわれていたのを覚えています。
A: 沖縄の前泊さんが日米地位協定の○秘を探る研究を継続的にされています。このミーテイングに来ていただけるとよいですね。
M: 安保法訴訟と合わせて、今進みつつある「重要経済安保情報の保護及び活用に関する法律」におけるセキュリティ・クリアランスについても検討してください

 

[zoom29] 第50回 安保法制違憲訴訟裁判報告 愛知控訴審

第50回 安保法制違憲訴訟裁判報告 愛知控訴審について、中谷雄二弁護士から報告をしていただきました。

愛知訴訟の現状について弁護士 中谷雄二

安保法制法国家賠償請求訴訟証言資料 山田 朗 (明治大学文学部・日本近現代史)

名古屋高等裁判所への意見書 小西 誠(軍事評論家)

 

[zoom29]差別排外主義に抗す 大椿ゆう子 前参議院議員

差別排外主義に抗す 大椿ゆう子 前参議院議員

前参議院議員(社会民主党)大椿ゆう子さんは、長生炭鉱での水没事故について、国が責任をもって遺骨の収集を進めるべきと政府を追及。そうした中で旧ツイッターで「おまえの永住許可を取り消したいわ 反日クソクズ在日が!」などの差別投稿投稿をした元大王製紙会長の井川意高氏を裁判で訴え、裁判所は名誉毀損・名誉感情侵害を認め、被告・井川氏に55万円の支払いと投稿の削除を命じる判決が下りました。差別排外主義について、ご自身の体験も踏まえた上で、お話して頂きました。

検証 安保法制10年目の真相

2025年7月に出版された朝日新書『検証 安保法制10年の真相「仙台高裁判決」の読み方』について、著者のお一人である棚橋桂介弁護士をお迎えしました。 共著者の長谷部恭男教授は「仙台高裁判決は、集団的自衛権を行使することは、実はほとんど不可能だということを言っている」と述べておられます。 22の地裁で25の裁判を提起した私たちの訴訟の現時点での最大の成果がこの判決なのかもしれません。

ぜひ、書籍もご一読ください。
検証 安保法制10年目の真相 「仙台高裁判決」の読み方 (朝日新書)
https://amzn.to/45peHok

戦後80年 靖國再稼働を許さない

安保法制違憲訴訟全国原告連絡会主催のzoom29(毎月29日に開催)で、2025年7月29日、内田正敏弁護士をお迎えして、靖國についてのお話をしていただきました。

「戦後80年 靖國再稼働を許さない」

レジメ:靖國問題の核心は聖戦史観(大東亜戦争・植民地解放史観)遺骨を放置した靖國合祀のカラクリ

幹部自衛官らの靖國汚染と大東亜戦争史観 ~将軍たちは去ったが参謀たちは残った

招魂と遺骨 ~戦死者の魂独占の虚構

遺骨を放置した靖國合祀というカラクリ <ヒロシマへヒロシマから>通信No.3384 (2025-5-24)

靖國参拝激怒を帳消しさせた集団的自衛権行使容認閣議決定 ~小泉が果たせなかった米議会での演説を安倍、岸田がなし得たのは何故か

靖國神社社標

南西諸島・九州から全国に広がる戦争準備

[zoom29]安保法制違憲訴訟勉強会 XLII 南西諸島・九州から全国に広がる戦争準備

資料:急ピッチで拡大・増強する日米の南西シフト|

第42回安保法制違憲訴訟勉強会は元自衛官でジャーナリストの小西誠さんをお迎えしました。 安保法制違憲訴訟の原告仲間が住んでいる地域の市民活動の中でも、戦争準備への懸念が繰り返し語られています。 南西諸島、九州で何が起こっているのか、小西誠さんにお話しして頂きました。

[ご紹介]小西誠さん 1949年、宮崎県生まれ。航空自衛隊生徒隊第10期生。軍事ジャーナリスト・社会批評社代表。 2004年から「自衛官人権ホットライン」を主宰し事務局長。著書に軍事関係書多数

アベ政治を許さない ~一周忌に寄せて

安倍元内閣総理大臣の一周忌を迎えました。

山上徹也氏の減刑を求める署名

に賛同し、署名を始めた斉藤恵さんとともに、1月には記者会見も行いました。この署名に関するわたしの考えは、すでにこのブログで書いています。(山上徹也氏を英雄視してはいけないという言説について

ところで、「アベ政治を許さない」、許せるわけがないのは、旧統一教会に関する事項に限るわけではありません。

わたしは安保法制違憲訴訟の事務局で6年間仕事をし、その後は、安保法制違憲訴訟全国原告連絡会の共同代表として、この訴訟に関わっているのですが、2014年7月1日の閣議決定がいかに罪深いか、書いておきたいと思います。

たまたま今日は地元の公民館での勉強会があり、憲法9条が制定されたときの状況について、学習してきました。
すなわち、天皇を護るための憲法1条と9条はセットだったという話です。
多くの国民に支持されていた天皇を利用した方が日本の統治はうまくいくと考えたGHQと天皇を頂点とする権力構造の中でなんとか保身を図りたかった日本人の都合に対し、天皇を,処刑せよという大部分の連合国の意向があり、その間で、天皇は護るが日本の再軍備は決してあり得ないという証文のような形で9条(戦争放棄)は制定されたわけです。要するに、9条がなければ昭和天皇は処刑されていたということで、ついでに言えば岸信介の復権などあり得ず、統一教会と政治家の癒着もなかったことでしょう。

ところで、今の日本はアメリカの顔色だけを見て政治を行っているようです。アメリカ以外の連合国の顔色はうかがわなくていいのでしょうか?
第一、トランプのような不思議な政治家だけではなくバイデン氏までが、なぜ米軍基地から日本に入って来るのか。自民党の政治家は失敬だと思わないのでしょうか?

つい先日、長谷部恭男教授の仙台高裁での証人尋問について、尋問調書をパワーポイントにまとめてzoomイベントで報告したのですが、そのときに、全ての発端ということで、「はじめに言葉ありき」だったような気がしました。つまり2014年7月1日に閣議決定で、限定的集団的自衛権であれば認められるとしたのですが、この言葉の誤魔化しを一体だれが思いついたのかが気になりました。すべてはこの恐ろしく知能の高そうな誰かの思い付きで始まっている印象なのです。
もちろん、安倍晋三氏のアイデアであるはずはなく、憲法の解釈変更ができるという言説の発見(捏造)を思いついた誰かがいたに違いないのです。

安倍政権は、歴代の内閣法制局長官の人事をねじまげて、小松一郎氏というフランス大使だった方を唐突に内閣法制局長官にするわけですが、wikiを見ていたら、この方、IQ200とありました。
安岡正篤氏のような影の大物がいるのかなと思ったのですが、内閣法制局長官の人事の不思議を思えば、小松氏の思い付きと考えた方が自然かもしれません。ちなみに、小松市は2014年7月1日の閣議決定の直前の5月に体調不良で内閣法制局長官を辞任し、6月23日に63歳で亡くなったとwikiにありました。

どのような形で平和を護るかについて国民相互の意見が分かれていたとしても、この憲法がある限り、この憲法に沿った形で平和を護るしかないはずなのです。

アベ政治の間違いを、司法が正してくれる日が来ることをわたしは待ち望んでいます。