「原発」国民投票の活動についてインタビューを受けました

きょうは国民投票の請願のときに知り合ったドイツ人の女性(日本の市民運動についての研究者)からインタビューを受けた。
田無に来てくれるとのことだったので、自宅にお招きしてのインタビュー。何かの媒体に載るのではなく、彼女の論文の素材になるらしい。
「みんなで決めよう「原発」国民投票」とのかかわりを中心に、いくつかの質問を受けた。
わたしは都民投票から入ったのだけれども、一時期は毎週官邸前で国民投票のちらしを配っていた。じぶんの選挙があると、国民投票や都民投票の活動に参加することが難しくなって、その期間はブランクになってしまうのだけれども、じぶんにとって、国民投票の活動も重要なテーマであることに変わりはない。
もっとも、原発にかかわる表面のストーリーとしてのエネルギー問題と、裏面のストーリーとしてのプルトニウム保有が、抑止力の名のもとに、肯定されてしまうのではないかという危機感もあり、集団的自衛権(違憲)に関する事項が今現在の最優先になっている。

こうしてインタビューを受けてざっと自分の活動とか、考えを整理すると、やはりブログでいろんな発信をすることは大事だなと思えてきた。
なので、ブログを書くことにしようと思う。

POWER TO THE PEOPLE 住民投票のバトンをわたそう

9月7日に開催された「原発」国民投票主催のシンポジウムに参加しました。
住民投票がどこもかしこも(とりわけ自分の選挙)がうまくいかないので、気持ちがなえていたのですが、巻原発での住民投票(原発立地計画の取りやめに成功)や、徳島の吉野川河口堰の住民投票(ダム計画の中止に成功)のお話を聞いて、やっぱり住民投票って有効なんだよなと思いなおしました。
ただ、やっぱり議会構成を変えるというところまでのパワーがないと、成功は難しいと思われます。住民投票は、時の行政に賛成でそのままでいいのであれば起こらないわけで、じぶんたちに投票で決めさせてという主張が起こることは、議会にとっても首長にとっても、原則として面白いことのはずがない。よほどしっかりと民主主義に対する心構えがないかぎり、なかなか賛同を得られない。あれほどがんばった「原発」都民投票がなすすべもなく否決され、選挙ではおおいに負けるという状況で、情けないかぎりではありますが、新潟の泉田知事が心をしっかりと持って、自らの信じる主張をどうどうとしておられるのも、新潟県民投票の裏付けがあるからなのじゃないかとも思います。

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二次会では、この日のヒーロー、元「巻原発・住民投票を実行する会」代表で、元巻町長の笹口孝明さんのお隣に座って、一緒に写真も撮っていただきました。
笹口さんは、ご自身は決して原発立地への賛成反対を明らかにせず、住民の意思を尊重するという立場を貫かれたそうです。だれか先生にあたる人はいるのですかと質問してみたところ、特に先生があるわけではないとのことで、笹口さんの中のバランス感覚のなせるわざだったようです。
都民投票あるいは国民投票に賛同しない脱原発派の人たちからは、ニュートラルな立場をとるということに対して、反発されることが多いのですが、巻町で、あるいは、徳島の吉野川河口堰で、皆がまとまれたのは、もう他に手立てがないというところまで追い込まれていたからだと言います。
われわれも十二分に追い込まれているような気がしますが、なぜかしら、まとまれません。。。
国民投票は、憲法改正をほうふつさせるというのも、足かせになっています。
諮問型の国民投票をしようという主張なので、憲法改正の必要もなく、憲法改正につながるというようなことはないのですが、本当にいろいろと難しです。

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1月11日 国会正門前スピーチ

スピーチしてきました。
上の動画の中でも言っていますが、国民投票のチラシを配っているときに、どうやって実現するのかと質問されましたので、他のみなさんも同じ疑問を持たれているのではないかと思い、急遽、スピーチをしました。
また、聞いて頂いたみなさんの反応から、オリーブの木構想というのも、全く浸透していないなぁと感じました。
新しい考え方ですので、今から、オリーブの木構想なるものがいかなるものか、多くの方に知っていただく活動が必要と思います。

あと、この日の前日、1月10日は山口が代表を務めております「私が東京を変える」の会議でした。これからの活動について、「私が東京を変える」のブログに書きましたので、こちらもぜひ、ご一読ください。

http://watashiga.org/tokyo/?p=106

動画 イグナリナ原発訪問

10月11日に廃炉作業中のイグナリナ原発訪問した時の動画です。
このすぐ隣に新しい原発の建設を予定しており、14日の国民投票はその是非を問うものでした。
反対派の圧倒的な勝利になりましたが、情報をきちんと公開して再度国民投票をすると、今回の選挙で得票率第一党になった野党、労働党の党首が発言したとのことです。
(東京新聞:http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012101702000112.html
今回、きちんと情報が公開されていないということは、リトアニアに着いてすぐにユルギタさんからも聞きました。
情報が公開されていないので、賛成多数になる可能性大との予測をしたいた人も多かったと思うのですが、いざ反対多数になると、情報を公開してもう一度国民投票をというのですから、往生際が悪すぎです。。。

リトアニア「原発」国民投票速報サイト

http://www.vrk.lt/2012_seimo_rinkimai/output_lt/referendumas/referendumas.html

このサイト、リトアニア語なので、「ページを日本語に翻訳します」(Google Chrome)をしてから、ご覧句ださい。
※IEでGoogle tool barで、翻訳 など

ちなみに、国民投票は新規原発の建設反対が圧倒的多数という結果ですが、第51、52、53が逆転しています。ここが原発立地地域。
わたしは11日にイグナリナ原発の見学をしてきたのですが(日記がUPできてなくてすみません)、この近くのホテルのレストランで、ウェイターに、Hitachiの人間か?と聞かれました。個人的な見解ですが、そのウェイターさんの聞き方がどうにも無愛想だったので、日立が必ずしも歓迎されていないのではないかと感じました。(わたしの願望が入っているかもしれませんが。)
国民投票の結果からも、たとえ少数派でも、原発立地地域に建設反対の人がいることは明らかなので、あのような大きな事故の後に、なぜ、日本が原発を建てにくるのかという素朴な疑問を抱いているリトアニア人は相当数いるに違いないと思います。
リトアニア全土では、かなりの人たちが、日本という国の振る舞いをいぶかしく思っているのではないでしょうか?わたしたち、日本人でさえ、不思議なのですから。

10月9日 リトアニア日記

成田では偶然が重なった。
反原発連合の久保田直己さんがお仕事でヘルシンキに行くそうで、途中までご一緒した。チバレイが顔見知りだったので、紹介して頂いて一緒に写真を撮る。
ヘルシンキでも一緒に記念撮影しましょうねと言っていたが、ヘルシンキのトランジットがぎりぎりでそんな時間はなかった。成田で写真を撮っておいてよかった。


※前列一番前右端がわたし。その左となりが久保田直己さん。

成田でチェックインカウンタに並んでいたら、こんどはヒカシューの巻上公一さんにお会いする。こちらもチバレイつながりだったのだけれども、わたしにとっては、やはり1980年前後のニューイヤーロックフェスティバル。
ステージ上でなぜか『イヨマンテの夜』を歌いあげた巻上さんを鮮明に覚えている。

参考:NYRF 070809
※ちなみにこのサイトはRock’n Rolliene制作なのです♪

巻上さんは、モスクワ、タリンを回って、ビリニュスでジャズフェスティバルとのこと。13日土曜日にコンサート!絶対行きます!

Vilnius Jass 25

下の写真はほんの一瞬しかいられなかったヘルシンキ。
空港のトランジットで、早足で移動しながら、ムーミンショップを尻目に移動。帰りもヘルシンキ経由だと思うが、やっぱりぎりぎりなんだろうな。。。

リトアニアの首都、ビリニュス着。空港の荷物受取所で日本人の声がすると近づいてきた若い日本人女性がいた。ビリニュス大学に留学中のOさん。早速、ホテルまで案内してもらうことになった。
わたしは荷物があるので、タクシー(※かなり安価)で行くことを提案したが、公共交通機関を使いたいという皆の意向でバスに乗ることになった。最初に思い込んでいたホテルのある通りが勘違いだったために、大荷物を抱えて、ビリニュス旧市街で迷走することに。。。
結局、タクシーを呼ぶことになった。だから言ったじゃないかと喉元まででかけたが、皆、 口々にいい経験だったと言うので、この仲間の前向きな姿勢に圧倒される。

ホテルに帰ると、今度は、日本語が堪能なリトアニア女性が待っていた。今井一さんを待っていると言う。リトアニ語のお名前が耳慣れず、日本に滞在していたときもそう呼ばれることがあったというので、さっそく、ユリさんとお呼びすることにした。ご本人もそう呼ばれることが懐かしいようで、喜んでくださった。日本に7年間滞在されたユリさんは、見事な日本語を話し、今はビリニュス大学で日本語を教えているという。留学生のOさんとユリさんもわれわれを通じて出会うことになり、二人の話もはずんでいた。
今井さんがなかなか到着しないので、お二人をお誘いして皆で食事にでかけた。
ユリさんに今回のリトアニアでの「原発」国民投票についてお尋ねすると、(議会で国民投票の実施が承認される以前の)4月からずっと話しているので、少々飽きてきたとのこと。また、十分な情報が出されていないと のことだった。

この日は今井一さんにはお会いしないまま、一日が終わった。

 

リトアニア「原発」国民投票

pdfはこちら|サイトはこちら|わたしのツイッター(速報)は、@Rollienne

10月9日から17日まで、今井一さんたちと一緒に、リトアニアに行ってきます。
下記、報告会ではわたしも報告します。
なお、「山口あずさと原発ゼロにする会」にご入会いただいたみなさんに、リトアニアから葉書を出そうと思います。もしよろしかったら、ご入会ください!

 

「原発」国民投票秋祭り

9月29日、YMCAアジア青少年センターにて、「原発」国民投票秋祭りが開催された。わたしはタイムキーパー兼カメラ補助係。
谷川俊太郎さんを間近で体験し、感無量。
人間であるより生き物でありたいという詩人の言葉が、重く響く。

自分が写真を撮っていると自分の写真と言うのはなかなかないのですが、撮ってもらえました。^^v